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時代に合ったサステナブルなPTAとは?

千葉県の北西部、千葉県のマスコットキャラクター「チーバくん」の頬っぺたのあたりに位置する八千代市に新木戸小学校はあります。
人口は20万人。バラの街として京成バラ園をはじめ、市内のあちこちにバラを見ることができます。新木戸小学校は東京メトロ東西線から直通運転が実施される東葉高速鉄道沿いに位置する「八千代緑が丘」にある小学校で周りはショッピングモールや高層マンション、住宅街などに囲まれた場所に位置します。全校児童は約900人。隣の「みどりが丘小学校」と合わせると約2000人の児童が通い、マンション建設も相次ぐことでまだまだ児童数が増えていくため新設小学校の建設も始まるなど全国的にも珍しい地域です。そんな児童数が年々増加する小学校のPTA会長に2022年から就任しました。前会長の意思を引き継ぎどのようにしてPTAを変えていったのか、新しい取り組みや失敗例、成功例など織り交ぜながら紹介できればと思います。

バラの街「八千代」ということで、小学校にもローズガーデンがあります

コロナから始まったPTA改革

コロナが始まる前の新木戸小学校PTAはポイント制や委員会活動もあったりといわゆる従前の活動が行われていたようです。委員会のメンバーが決まらないと帰れなかったりなど、なかなかしんどいPTAだったようです。
一方でコロナ前から少しずつPTA活動の在り方を見直していました。前会長は6年間にわたり会長に従事した外見も内面も超ファンキーなIさん。Iさんが会長在任中にコロナによってすべての活動ができなくなり、「できなくても学校は問題なく運営できる」ということを再認識し、いいかげん(良い加減)で活動していこう!という方向性に舵を切り、「できる人が、できるときに、できることを」を合言葉にPTA活動をどんどん減らしていきました。

前会長の意思を引き継ぎ会長に就任

前会長にIさんはお子さんが1年生のときに会長に就任し、卒業されるまでの6年間会長として従事されました。これだけの長期任務となると後任探しをどうするか。。。そんなとき、PTA役員推薦のご案内のプリントが私のもとにきました。ちょうど上の子が小学校に入学した年でしたが、コロナ禍ということもありすべての活動はストップしておりPTAの活動について何もわからない状況でした。
そしてこのPTA役員推薦のプリント。推薦するにも参観日もないしクラスにどんな子がいてどんな親がいるのかもわからないのに推薦しろとw
しかも誰か書かないといけない仕組みになっていて、いやいやそりゃ無理よ。。。ってことで、「誰もいない場合は私がやってもいいよ」みたいな項目に〇をつけたってのがきっかけです。

そんな項目に〇をつける人も珍しいし、八千代に縁もゆかりもなく地域の自治会にも入っていない私をあたたかく?(恐る恐る?)受け入れたPTAは2021年に副会長(次期会長候補)として活動することになり、前会長にこれまでの活動について居酒屋でヒアリングしながら理解を深めていったのでした。そして2022年から会長としての従事することとなります。

構造改革と理解の促進

2021年の終わりごろから来年度の方向性と軸を検討していました。方向性は
・子ども達のために、無理なく参加できる
・親同士で友達をたくさん作れる
・先生の負担が軽くなる

にしました。方向性は会長の公約みたいなものですかね。それぞれの意図は以下の通りです。

特に先生の負担が軽くなるは入れたくて、働き方改革が遅れている教育現場においてPTAのTの部分(Teacher)が軽視されているような気がしていて、先生が働きやすい学校は子どもたちにも良い影響を与えるのではないかと考え、教員の負担軽減を方向性に盛り込みました。(この部分は次回詳細に紹介します)

活動の軸は大きく3つ。大きく変えるか小さく変えるか、部分的に変えながら様子見るかの3つで検討しました。軸を作る際に「子どもたちのために必要なことかどうか?」「持続可能な組織運営ができるか?」を意識しました。

軸を目的ごとに分解した軸
委員会を廃止しスリム化した軸
段階的に集約する軸

役員らで検討した結果、②の「必要最低限をみんなで効率的に」が選ばれました。そうして2022年度より私が会長としての新体制でPTAがスタートしました。

会長初年度。どういう改革をしていったか?

新体制でスタートした新木戸小学校PTA。ではいったいどのような改革をしたのか、その結果どうなったのか?次回はそのあたりを紹介させていただければと思います。

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