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自ら進んで活動する会員をどう増やすか?

活動は”強制ではない”ことの刷り込み

前回、「次回は失敗した取り組みについて紹介しますねー」と言っておきながら、失敗談の前にまだ基本的な部分の紹介が終わってなかったと思い出し、今回は自主性を意識した活動への取り組み方法についてご紹介します。

私たちの学区はダブルインカムの家庭が多く、平日の日中は多くのパパやママは仕事をしています。また習い事をしている家庭が多いので土日のほうが忙しい家庭が多い傾向にあります。また土曜日に学校を開けてもらうとなると教員の誰かは出勤せねばならず、教員の働き方改革と言われている中でそれも違うな・・・・・と。。
結局平日の午前中になるのですが、幼稚園に預けている間であれば時間のできるママもいたりするわけで・・・。
また、コロナ禍で参観日もなく、学校の様子がわからないなあと思っていたママさんたちにも、平日の午前中2時間だけの活動となるとハードルがぐっと下がるのかなと思ってます。

現在平日の午前中は図書室の本の修繕ボランティアを募集しています。活動時間は2時間ですが募集開始10分で満席となる大好評イベントです。子どもたちは普段こんな本を読んでいるんだなあとか、修繕しながらママたちでワイワイおしゃべりしながらあっという間に2時間経つそうです。またこの模様は会長だよりでも配信しています。すると、「私も参加しようかな?」というママさんが増えて、どんどん協力いただけるママさんたちが多くなり、非常にありがたい限りです。

パパも活躍。朝の旗振り

朝の旗振り当番はオンライン予約が定着してきました。また各家庭には「マイ旗」という横断歩道で使う旗を貸出ししており、いつでも気軽に旗振りができるように工夫しています。
入学式の際に「しばらくの間は朝、学校まで見送る際にも旗を持って歩いてください。犯罪や交通事故の抑止効果につながりますのでー」と呼びかけたらしばらく蛍光色の「マイ旗」を持ったパパやママ、じいじやばあばの姿が見られ、とてもありがたく感じました。

朝の旗振りは子どもが通学するピークに合わせて横断歩道に立っていただくのですが、最近は在宅勤務のパパさんも増えているようで、パパさんが立ってくれることも増えました。
これ、子どもたちはとてもうれしいそうで、「わたしのパパがみんなの安全を守っていてかっこいい!!」と自慢することもあるそう。
こういう出来事などもできる限り会長だよりを通じて発信し、PTA活動の視える化を心がけています。

強制ではないからこそ見えること

自主性を意識し、かつ情報発信をこまめにすることで、「空いているからやったおこうかな」という意識を醸成し、「やってあげよう」という気持ちを持っていただくパパさん、ママさんが増えた気がします。やはり情報発信は重要で、PTAって何をしているかわからないと思っているとやはり動きが鈍くなるような気がします。
あとは新1年生対策です。PTAのサイトには新1年生の保護者が安心して入学準備ができるよう特設ページを設け、就学時健康診断のときに案内をしています。そうすることで入学前からPTAを理解し、PTA活動に対する不安の軽減を図っています。

PTAホームページの入学案内ページ

世間の印象や風評に惑わされ「PTAはやりたくない」と思いがちの新1年生の保護者は多いです。だからこそ積極的なメッセージの配信が必要であり、保育園や幼稚園の頃から発信することが重要です。これまでは実施していませんでしたが今年度からは来年度入学する児童が通っている幼稚園、保育園に対して新1年生向けの会長だよりの発信を予定しています。


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