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坐骨神経痛?神経根症状?よくありがちな間違った施術

こんにちは!理学療法士の笹川です。


本日も改善させる施術家を目指して
頑張っていきましょう(^^♪


ということで、本日は施術現場で
よくある


「腰から出ている神経の症状なのか」
「梨状筋の下を通る坐骨神経の痛みなのか」

分からない時があるのですが
施術家として鑑別して施術に
あたっていますか??


どちらも腰を捻るとお尻やももの後ろに走るような
痛みが生じますが・・・


ここで間違いを犯してしまうと
腰の施術をしても全く良い結果の出ない
施術になってしまう可能性があります。


それはケンプテストという腰から
出ている神経を圧迫するテストに
加えてテストを行うことで


このような問題を解決することが
できます。


まずケンプテストとは腰椎を…


伸展、回旋、側屈


させることで脊柱管という神経の通り道を
限りなく狭くしてみる方法です。

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しかしこのケンプテストは
痛みが出る側の股関節を内旋させて
いるため、

坐骨神経痛(梨状筋による)や仙骨の
離開ストレスによる仙腸関節痛も出現する
可能性があるのです。

ですから


「足の裏に走るような痛み」

と言われたらすぐに痛みを部位を
断定せずに、

腰椎からくるのか、
仙腸関節からくるのか、
梨状筋の下を通る坐骨神経から来るのか


同時に検査していかなければいけません。

その方法が
パトリックテストやニュートンテストといった
仙腸関節にストレスを与える検査と、

梨状筋をダイレクトに圧迫してみる
検査をしましょう。

ケンプテストに加えていくつか
テストを同時に行うことで、消去法で
どこに痛みの原因があるのかを
特定することができるのです。

梨状筋症候群と分かったら
梨状筋がゆるむように施術しなければ
いけません。

椎間孔からの神経根症状であるなら
腹筋や背筋を鍛える必要もあります。

つまり

検査の結果によって行う施術は
全然違うんですね。


これは非常に施術現場で多い事象なので
ぜひ覚えていただきたいですが、同じような
症状でも


原因が全く違うこともあるのです。

次回も施術や検査に役立つ情報を
発信していきますので、一緒に改善させる
施術家を目指していきましょうね!!

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