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何でそもそも患者さんの関節は痛くなるんですか!?

こんにちは。
理学療法士のひろひでです。

学校やテクニックセミナーで
様々な施術技術を学びます。

しかしそれらを学ぶ上で重要なのが
”患者さんの痛みを引き起こしている原因”

に対しての施術でないといけないことは
忘れてはいけません。

いくら徒手療法を極めたとしても…

患者さんは自分で治せないので必ず
再発して施術院へやってきます。


しかし

『そもそも患者さんの痛みの原因はなぜ起こるのか』

を考えると、患者さん自身の姿勢や動作、歩き方
が原因になることがほとんどです。

そして姿勢や動作を作っているのは
各々の筋活動の割合によって決められます。

大殿筋が働いていなければ
腰椎は後弯して、膝も強制的に
曲がってしまいます。

ハムストリングスが歩いているときに
働いていなければ、膝の緩衝動作が
起こらずに膝を痛めやすくなります。

腸腰筋が弱っていれば・・・

このように筋力低下が原因で関節痛が
引き起こされます。

では本題に戻りますが、
そもそも患者さんの痛みの原因は
姿勢・動作をつかさどっている筋力に
あります。

施術家としてもっとも重きを置くべきは・・・

”患者さんに適切な筋力トレーニングを
教えてあげること”

に他なりません。

なぜ患者さんの関節が痛みを引き起こすのか??

を追及すればするほど筋力の
問題が生じてきます。実際に・・・

筋力が落ちる
⇒ 不良姿勢・動作となり繰り返される
⇒ 偏った姿勢や動作により関節に負担がかかる
⇒ 関節が炎症を起こしさらに筋肉が萎縮する
⇒ さらに偏った姿勢・動作となる

このように、関節痛が重度になると
悪循環を引き起こしていきます。症状に
強い、弱いことがありますが、やはり関節痛の
もとは筋力低下による姿勢・動作の偏りが原因です。


そして

施術院ではしばしば患者さんに有効な
セルフエクササイズを指導できていない、


リハビリの現場でも適切な筋力トレーニングや
関節可動域訓練・ストレッチを行われていない、

というのが現状です。
患者さんの辛い関節痛が治るはずが
ありません。

ですので、患者さんに適切な運動処方を
するということが、どれだけ痛みを再発させない
ということに有効であるかがご理解いただけた
かなと思います。

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