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運動のバリエーションがなくなるという大きなリスク

こんにちは!!
理学療法士のひろひでです。


高齢者の方や関節の痛みに悩まされる
人の共通点がありますが、あなたは
その共通点をご存知でしょうか??


関節の痛みを改善させる施術家は
『姿勢や運動を改善させる専門家』である
必要があります。

そしてこの共通点を知らないことが
施術技術において致命傷になるほどの
大きなことだということを理解していただきたい
と思うほど重要なお話しをします。


これを知ることで施術の手がかりに
なったりにもなるため、知っておくべき事なのです。

ということで、
「痛みを訴える患者さんは運動のバリエーションが
減っている」


ということをお話ししたいと思います。


『運動のバリエーション』


とは一体どういうことかというと…

ある特定の動作ができなくなるという
ことです。

たとえば膝の痛みを訴える人は


スクワットをするときにしっかりと
股関節を曲げることができません。


それは腰が丸まってしまい、
お尻の筋力を使ったスクワットが
できないため


歩行をしていても、立ち上がる時でも
階段を上るときでも


膝は痛くなるのです。運動のバリエーションが
なくなるということは、

一部の筋肉は使うけど、
一部の筋肉は使わない状況


になってしまいます。先ほどの例で
いうと膝の筋肉は大いに使いますが
(それで膝の痛みを起こしている人がほとんどです)


股関節の大きな力はほとんど
使っていません。

それを10年、20年繰り返してみてください。


容易に膝関節を痛めることが
想像できるかと思います。


ですから関節の痛みが少ない内や
痛みがないときに正しいスクワットができる
ように指導する、エクササイズするということが
非常に重要なんですね。

膝だけでなく肩の痛い人もそうです。


肩の痛みを訴える人は
「肩が痛いにもかかわらず痛みを引き起こしやすい
肩関節内旋位で挙上動作を行う」


ことが非常に多いです。


肩関節内旋位では肩峰と大結節の
インピンジ(衝突)によって痛みを引き起こしやすい
ことが研究でも明らかにされています。


にも関わらずです!!


患者さんは痛い動作を行ってしまうんですね。


つまり私たち施術家はなぜ患者さんが
運動のバリエーションが制限されているのか
考えることで


痛みの原因を発見でき解決に至るケースが
よくあります。

スクワットしているときに膝が内側に入って
しまうのなら、股関節の外転筋を鍛えてみたら
どうだろう・・・

肩関節内旋位で挙上してしまう人に
大胸筋を緩めてあげたらどうだろう・・・


結構こんな感じで検査してみるだけでも
良い結果を得られることが多々あるんですね。


施術現場で実践するならば


「あれっ!?この動き変だな」


と思う動作を修正させてあげるような
トレーニングやストレッチをしてあげると
良くなりますのでぜひ実践してみてくださいね(^^♪

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