見出し画像

ハイアーチを改善させるとこんな症状も消せちゃう!?

こんにちは!!理学療法士の笹川ひろひでです!!

今日はハイアーチの弊害をお話しします。

よく足部の障害では偏平足が指摘されるのですが
実際の臨床現場では圧倒的にハイアーチに遭遇する
ことの方が多いです。

なぜかというと・・・

スポーツ選手は足底部にある筋肉が
発達しているので本来ならば舟状骨と足底面の
距離によって偏平足かが判断されますが、

それを誤って足底部の筋腹も含めて
評価しているため、よく”偏平足”と評価されて
しまうのです。

ハイアーチは後脛骨筋が非常に働きすぎている状態にあります。

ハイアーチになってしまうと

・ 足の甲の痛み
・ 第五中足骨の痛み(小趾の痛み)
・ アキレス腱炎
・ 足底腱膜炎
・ 足関節捻挫の再発

などなど足部のありとあらゆる症状を引き起こします。

細かい事を言うと足のタコや魚の目も
一点に集中してストレスが加わって引き起こ
されるのでハイアーチを改善させるとよくなることが
ほとんどです。

という感じでハイアーチは本当に
多くの問題を引き起こすのですが、
これらの症状が改善する理由をお伝えしますね(^^♪

まずは

足の甲の痛みですが、これは以前にも
お話したことがありますがハイアーチの
原因は”腓骨筋の筋力低下”によって足部の
外転機能を長趾伸筋が代償することで

足底腱膜がウインドラス機構によって
ビンビンに緊張してしまいます。これが
足底腱膜炎の原因です。

ですので、腓骨筋が弱るだけで
指の関節は反りあがりやすくなるなり
足底腱膜の痛みになるわけです。

そして足の甲には靱帯や関節しかないので
アーチが上がれば上がるほど靱帯や関節には
ストレスがかかるようになります。

指が反りあがると前足部の床面からの
ストレスが強くなりますので、それも
痛みの原因ですね(^^♪

さらに

ハイアーチになると全体的にアーチが
上がるわけではありません。アーチが上がるのは
内側縦アーチという土踏まずのあたりが高くなります。

内側が高くなるので必然的に
体重は小指側へ乗りやすくなります。

第五中足骨へのストレスは自然に大きくなるわけです。

この状態では足関節捻挫も再発しやすいことが
ご理解いただけるかと思います(^^♪

またアキレス腱炎は

画像1

ハイアーチが引き起こされると
土踏まずの部分では高くなり母指球では
足全体が浮き上がらないように母趾を掴むように
長母指屈筋が過緊張を引き起こしやすくなります。

そうすると図のように距骨の後方で
長母指屈筋が足関節背屈時の距骨の
入り込みを邪魔します。

足首が上手く曲がらない、というわけです。

この状態で強い足首の蹴りだしが
行われれば当然、下腿三頭筋などの筋肉ではなく、
アキレス腱などの筋腱移行部などアキレス腱の
周囲に痛みを引き起こすようになります。

という感じで、専門用語バンバンで難しい話を
しましたが、簡単にいれば

ハイアーチは腓骨筋を鍛えれば
たくさんの症状が改善する

というお話です(笑)ぜひ試してみてくださいね(^^♪

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?