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やる気のない新人理学療法士のケツ引っ叩いた

こんにちは。
理学療法士の笹川ひろひでです。


僕が新人理学療法士の教育
担当になったときの話をします。


一番教育で重要なことをあなたは
何だと思いますか??最も重要な
ことをご存知でしょうか??


私は理学療法士の免許を取得
する前に、体育会の大学で保健体育の
教員免許を取得しました。


教育についての勉強もたくさんして
きたのですが、結局教員にはならずに
理学療法士という道を選びました。


で、

もっとも教育で重要なことがあるのですが、
これを知っていなければ、ただあなたの感情で
新人セラピストを怒ってしまったり、


新人セラピストのスキルが全然上がらない
という事態になっていくのです。


「自分は一生懸命教えているのに・・・」

と思って教えているセラピストが
どれだけ多くいるのか・・・。


という私も始めの頃は悩みましたよ。


始めの3か月間は教えまくって、やる気を
上げさせて、ずーっとしゃべっていました。


ある時に気が付いたんですね。


「全然スキルが上がっていない・・・」


ということに。と同時に自分の教育の方法が
間違っていることにも気が付いたのです。


教育で最も重要なことをお話しします。

それは・・・


新人セラピストでも、何でもいいのですが

「教育された側が教育できるようにすること」


たったこれだけです。本当にたったこれだけ。


自分が教えていることが教えられている
セラピストにとって必要な情報かは
分かりません。


いくら呼吸器リハビリのことを教えても興味が
ないのに、永遠とその話をされても困るのです。


ただ病院で働くためにはいくつか避けては
いけないことがある。


それは


・ 退院支援が自分で能動的に行える


・ 問題点を優先順位を立てて施術プログラムを
立てる


・ 次に入ってきた新人に全て教えられる


ということです。つまり教えているときは
絶対に相手が教えられる状況ではないことが
分かると思います。


退院支援ができるということはある程度
社会福祉など介護保険サービスの全体像を
知っていなければいけません。


今見ている患者さんが退院後どんな
生活をすれば安全に暮らせるかイメージできない
といけません。

患者さんがどこまでよくなるのか予後予測
できないといけません。


これをしっかりと新人セラピストが
他の人に教えられる状況になれば
絶対にスキルが上がっています。


もっとも重要なことは知識を詰め込ませ
るのではなく、次に新人セラピストに人がついた
ときにしっかり教えられるか、ただこれだけです。

学校でも教えている側の人と、教えられる側の
人に分かれていたと思いますが、大体、教えて
いる側の人は頭いいですよね。

教えられる側から教える側に移行し
なければいつまで経っても新人と同じです。


もし新人セラピストが見ているなら
自分が教えられるようになっているか
ということにフォーカスしてみてください。

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