【脊髄損傷】第58回理学療法士国家試験:午前11ー15【脳性麻痺】
第58回理学療法士国家試験を5問ずつ解説。
私がどういう手順で問題を解いているかを解説しています。実戦で役立てると思います。
同じ内容を動画でもご視聴いただけます。
〈YouTube〉
記事は音声を聴きながら読むのがおすすめです。
〈Spotify〉
学習しやすいメディアをお使いください。
午前11【脊髄損傷】
・少なくとも上腕二頭筋は機能していそう→1と2はない
・上腕三頭筋が機能している?
→機能していると判断
5選択しましたが不正解でした。
4が正解でした。
〈反省会〜Zancolli分類〜〉
C6A:手関節背屈が弱い
→図では手関節背屈が観察できる(MMT2〜)
→動作獲得の可能性は〜60%とされている
C6BⅡ:円回内筋+、橈側手根屈筋と上腕三頭筋は機能しない
→図の方法では上腕三頭筋は使っていない
→動作獲得はほぼ間違いなくできる
C7A:指の完全伸展が可能
→上腕三頭筋が機能するので、肘伸展をして起き上がれる
午前12【脳性麻痺】
屋外歩行ができるので結構レベルが高いと思う
レベルが高いほど数字は大きくなると思っていました・・・。
5を選択して不正解
2が正解でした。
〈反省会〜GMFCS〜〉
レベルⅠ:制限なしに歩く
レベルⅡ:歩行補助具なしに歩く
レベルⅢ:歩行補助具を使って歩く
レベルⅣ:自力移動が制限
レベルⅤ:電動車いすや環境制御装置を使っても自動移動が非常に制限されている
歩行補助具は使わないが、階段で手すり=レベルⅡ
似たような脳性麻痺の分類でGMFMがあります。
以前記事にしているので、参考にしてください。
午前13【環境整備】
・全長が120cmなので、1と2はない
・斜めの長さも考慮する必要がある?
→三平方の定理とか使って解ければよかったのですが・・・。
・140cmだともしかしたら斜めの長さが足りない?
4を選択して不正解
3が正解でした
三平方の定理とかどうでもよかった?
午前14【筋電図】
・伝導速度は低下しそう。
・F波?潜時?短持続電位波形?
・漸増よりは漸減しそう
→5はない
→ただし本当に漸減するかはわからない
1を選択して正解でした
午前15【パーキンソン病】
1.広い方が良い
2.継ぎ足はレベル高い
3.装具は不要
4.追加しない方が良い
5.これなら良さそう
5を選択して正解でした
※第58回理学療法士国家試験、第58回作業療法士国家試験の問題および正答について(厚生労働省)を加工して作成
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-08_09.html
第58回理学療法士国家試験を解いてみた
最後までご覧いただきありがとうございます。未来の理学療法士、理学療法士の未来のため発信を続けて参ります。今後もよろしくお願いします!