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町中のパルシェン達

先に言っておきます。
ポケモンGOの話ではありません(笑)

ポケモン赤緑世代の方、“パルシェン”を覚えていますか?

シェルダーの進化系で、ナパーム弾でも壊れない殻の硬さを持っています。

そこにきて“からにこもる”をすれば防御力はうなぎのぼりです。

さて、なぜパンシェンの話を出したのか?
本題に入ります。

縁があって、鞆の浦(ポニョのモデル)でコミュニティリハビリについてのワークショップに参加しました。

町のスローな雰囲気、住民同士の関わり合い、美しい海と山。
すっかりファンになりました。

こういう風景を見て、ワークショップのメンバーと話していると

「地元でもこんなコミュニティできないかな?」 

なんて思うわけです。

でも、冷静に考えると、そんな簡単なことじゃない。
鞆の浦でやっていることを完コピしても絶対当てはまらない。文化が違うんだから。

実際、私も鞆の浦の住民の関係性は素敵だと思うけど、自分が近所の人と井戸端会議したいかと言えば、そうじゃない。

挨拶程度の希薄な関係。
それでいいし、急にめっちゃ話しかけられるとなんか嫌だ。

もちろん、今住んでる町は好きだけど、コミュニティと考えた時、私にとっては「ただそこに住んでいるだけ」で、それ以上でもそれ以下でもない。

実は先週、地域ケア会議があって、地元の社会資源の話が出たんだけど、民生委員のおじいさんから、こんなことを言われた。

「物的な資源はもうあるんだよ。わしらが声をかけても、包括が場所やイベントを設けても、来ない人は来ない。そしてそれが大半」

おっしゃる通り。

私もいずれ、その“大半”に入るだろう。

なぜか?

地域(コミュニティ)の居心地があまりよくないんだと思う。

だから、居心地の良い(最低限、悪くない)自宅という殻に籠る。

そしてその殻はドンドン硬くなり、パルシェンになる。

つまり、今の私はレベル10のシェルダーぐらいか?

じゃあどうする?
とりあえず、居心地について考えてみるしかないかな?

住民全員が居心地良い空間なんて作れるわけないけど、1人ひとりの声を拾っていくと全体が見えるかもしれない。

少しずつレベルを上げて、できるだけ多くのパルシェンをやっつけたいと思います!

おわり。

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