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リ・ハビリス?
3月も折り返しとなり、すっかり春めいた季節となりましたね。
noteの投稿もしばらく行えていませんでしたが、訪問リハに従事してまもなく1年が経とうとしているこのタイミングでまとめたくなった感情があるので書き出していこうと思います。
理学療法士というリハビリ専門職の資格を得て14年。
恥ずかしながら、リハビリテーションについて今年ほど真っ向から考えたことはありませんでした。
なぜなら、これまでは身体機能の向上を中心に介入することに疑念の余地はなかったからです。
しかし、現職場のフィールド上、在宅での神経難病の方々と接する機会が多くなり、その根底が揺らいでいます。
当たり前ですが、“よくならない”んです。
進行性の神経難病でもできる限りの身体機能の維持を!
その意識のもと、関節可動域の維持や褥瘡予防のポジショニング、動作指導などをするわけですが、私には何故かモヤモヤが残っています。
そのモヤモヤの解決として、“理学療法士”としてではなく、“リハビリテーション”として見ることにしたんです。
リハビリテーション(rehabilitation)の語源は、リ(re)+ハビリス(habilis)といい、「再び適合する」という意味で「全人的復権」や「そのひとらしさを取り戻す」ための関わりのことを言います。
理学療法はリハビリテーションのための一手法です。
なので理学療法士より一つ大きな括りであるリハビリテーションとして考えると、考え方の視野が広がります。
「失われていく機能の中、そのひとらしさを捉えてどのように関わっていくのか?」
「神経難病では家族の在り方も重要なので、本人と家族の関係はどの形が最もらしいのか?」
理学療法士として関わる前提にここが落ち着いていないとただ「できる限りの機能維持」という介入で終わってしまう。これが神経難病の方に関わる際のモヤモヤの正体な気がします。
(先日の地域理学療法学会のエビデンスで、訪問理学療法の効果が今ひとつだったのも、この辺のことが関係していたりするのかもって思ったり…)
ただ、いきなり「そのひとらしさを」と言ってもうまく引き出せないのも経験している。
これも絶対、知識とスキルが必要。
なんとなくうまくいった、ではなく、その確率を上げないといけない。
そう思ったので、私ACPの講座を受けることから始めます!
リハビリテーションに活かせる理学療法を提供できる理学療法士になるために(ちょっと意味わからんな笑)頑張っていく所存です。
おわり。
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