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慢性腰痛に対する医療保険内のピラティスとヨガの活用について考える~PT×腰痛×ピラティスインストラクターの立場から~(スペシャルライター竹岡)

どうもです!本日はスペシャルライターの竹岡さんです!どうぞ↓


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おはようございます!!
ばっくえいく代表の竹岡です。


ご縁あって、吉田さんのコラム回で今回書かせて頂くことになりましたので、よろしくお願いします!!


今回の記事、実は腰痛×ピラティスという最も得意分野を書こうと、2020年12月中旬に決めて予定していたのですが、、、


なんと、吉田さんの年末記事とテーマが被りまして(笑)


そこで、吉田さんの記事内容にも出てきたヨガも入れながら
別視点で今回述べていきます!

皆さんはピラティスやヨガが近年、医療の中でも注目されている時代であることをご存じでしょうか??


例えば、米国内科学会の腰痛ガイドライン2017では慢性腰痛において、モーターコントロールエクササイズやヨガ、ピラティスの名称が入るようになり、推奨されています。

日本低侵襲脊椎外科学会2019や日本腰痛学会2020といった医師の学会プログラム内ではピラティスやヨガの特別講演が行われました。



NHK番組『プロフェッショナル~仕事の流儀』に出演し、日本低侵襲脊椎外科学会2019大会長を務めた有名なスポーツ脊椎外科医の西良先生は

2018年に徳島大学病院でピラティスマシンを取り入れたリハビリテーションをすでに行っています。



一方のヨガの事例だと、スポーツ・産婦人科医である高尾先生が周産期ヨガに取り組んでいます。


また、こちらのRCTの論文では

慢性腰痛へのヨガ介入はPTに劣らないと報告されています。

以上から、今後ピラティスとヨガの事をセラピストが学ぶことは必須の時代と言えるでしょう。


この記事を読んで、皆さんのゴールは1つ!

『ヨガとピラティスの特徴と違いについて述べられること』


これだけです!


ピラティスとヨガって何が違うの??

この質問は、非常によく聞かれますし、回答に困る質問なのです(笑)
他にも
『整形外科領域の医療保険内でヨガやピラティスを実際にどのように活用するのか??』


実際、最近までは私も漠然とした答えしか返答できずにいました。

身近にPT×ピラティスインストラクターorヨガインストラクターさんが増えてきている印象はありますが、皆さん上記の質問に答えられますか??


この記事を読めば、


ピラティスとヨガの違いがわかるようになり、

さらに整形外科領域の医療保険内での活用のメリット・デメリットも知ることが可能です。

それでは、早速行きましょう!


ヨガとピラティス3つの違い

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ヨガとピラティスの違いは以下の3つになります・

①ピラティスの目的は身体のコントロール、ヨガの目的は心と身体のコントロール

②力学的観点では、ピラティスは支持基底面が広く重心が低いエクササイズが多いが、ヨガは支持基底面が狭く重心が高いポーズが多い

③ピラティスは大半の団体で特殊なマシンありきでマンツーマン指導を行う事が本来の形であり、それがシステムとなっている.ヨガは団体によっては小道具も使うが必ずしも特殊な器具を使うシステムとなっていない


要点だけ知りたい人はこれだけ覚えておけばOKです!
上記3つを述べる理由について知りたい人は、以下の項目を続けてお読み下さい!

ヨガとピラティスを歴史から紐解く

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