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筋膜ラインとピラティスを繋げる〜フロントラインの評価とエクササイズの組み立て方〜

どーもです!!


今回は筋膜のフロントラインとピラティスの組み立てをやっていきます。


体の前面にあるスーパーフェイシャルフロント・ライン(SFL)


主にバックラインのSBLと合わせて身体を矢状面上で調整する筋膜ラインです。


特に現代人の姿勢は「SFLの短縮」が多い。


猫背、スウェイバックなど。

前面の筋膜が短縮していることが多いです。

このあたりを解決していけるように、解剖学と評価、エクササイズを組み立てていきましょう。


スーパーフィシャルフロントライン(SFL)の走行を理解しよう!


<骨のつながり>
・足趾骨背側面
・脛骨粗面
・膝蓋骨
・下前腸骨棘
・恥骨結節
・第5肋骨
・胸骨柄
・乳様突起

<筋肉のつながり>
・短趾伸筋、長趾伸筋、
・前脛骨筋、前下腿区画
・膝蓋骨下腱
・大腿四頭筋
・腹直筋
・胸骨筋、胸骨軟骨筋膜
・胸鎖乳突筋
・頭皮筋膜

SFLは体の前面全体って感じです。


走行はシンプル。


  • 短縮はヘッドフォワードになりやすい

  • 現代人は胸〜腹部にかけて短縮しやすい

  • 結果的にバックマッスルの筋力低下も引き起こす

  • 胸郭の拡張制限→呼吸にも影響


SFL短縮が問題になりやすいです。


特に現代の生活では「伸展」という動き自体が非常に少ないです。


1日の生活のパターンとして屈曲が9、伸展が1の割合。なので必然的に伸展する機会が少なく、SFLは短縮しやすい。


デスクワーカーは胸〜腹部にかけての短縮が強くなるので注意。


つまり

「体前面の筋膜のSFLは伸ばしてあげる」

ことが優先されますね。


加えて、反対側にある体後面のSBLが弱くなっていることがあります。

同時に鍛えてあげるとGoodですね。

では臨床の応用方法を解説していきます!

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