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【宣伝】「記憶の奴隷達」がSWANDIVEで行われるまでの色々【コラム】


ことの発端

ことの発端は今年の夏前頃になります。NAGAKUTSUのみやび店長から、ある連絡を受けることになります。

「psykaさんに体験してもらいたい作品があるんですけど」

話を聞くと、NAGAKUTSUに長く在籍していたマサミくんが、広葉簪さんと作品を作ったけど、この作品をpsykaさんに取り扱ってほしいという相談を受けているということで
SWANDIVEは時折、この「取り扱ってほしい」というご相談を受けることがあります。最近で記憶に新しいのは天覧蒼穹さんの「囁く妖精事件」なんかがありました。
で、そう言われたら体験しないわけには行かない。ということで、日程を調整したところ8月に時間が取れるので、NAGAKUTSU名古屋店もオープンするから、名古屋→大阪とNAGAKUTSUツアーを組んで、その間をぬってプレイしましょうという話になったわけです。

西日本ツアーから公演を開始した七刻動乱

宣伝に更に宣伝を織り込む手法。七刻動乱は現在絶賛公演中です。蕎麦屋の2階で酷い目にあったという謎の感想が多い作品ですが、興味のある方はぜひ宜しくおねがいします。
七刻動乱:https://swandive.net/gallery/7koku/
予約方法:https://swandive.net/reserve/
一般募集:https://twipla.jp/users/komarage
 (Twipla)

でもって、8月の後半NAGAKUTSU梅田店さんで体験させていただき、その場には製作したマサミ&広葉簪両名も。終了した後に話し合いとなりました。

2人としては
・制作している最中に、これはpsykaさんのゲームマスターが良いのでは
・なのでSWANDIVEで取り扱ってほしい
・その際に必要であれば改変も構わない
という、まさに諸手を上げた条件でして、逆に困るくらいではありましたが、ここは駆け引きとかあまり考えるようなものでもないので、実際に体験して感じた評価をそのままに、SWANDIVEとしての条件を提示したところ、快諾をいただき契約と相成ったわけです。

SWANDIVEでどう調理するか

作品自体は、大変好みの分かれる仕上がりだと思います。公開できる情報は少ないことや、終わった後に感想が表現しにくい部分など、迂闊なことはすべてネタバレとも感じ取られません。そういう意味でも、この作品をSWANDIVEがお届けするのは適役かなとも感じました。

一方で最大の問題点は本作品を100%体験してもらうには「駒込ガレージ」というスペースは適さないという点でした。無論できない訳ではないのですが、万全ではないというのが体験した直後の率直な感想でした。

また、作者2人は「psykaのマスタリングに合っている」と評価しましたが私は「仕上げればrayのマスタリングに合っている」と考えました。

これらの直感に対して、最終的には
・「記憶の奴隷達」を100%楽しめる会場を別に用意
・東京はray、地方はpsykaかrayが担当
とすること、またNAGAKUTSU公演とSWANDIVE公演を演出面でこのようにしたいという内容を伝えて、これらを作品の演出に組み込むために一部加筆修正を行ってもらうことになりました。

記憶の奴隷達とは

本作品は作者であるマサミさんにとっては「マーダーミステリー」であると考えていますが、SWANDIVEは作者のスタンスという解釈とし、キービジュアルにその記載はいれないことにしました。これは、マーダーミステリーや否やという議論以前に、「体験」であるという点を高く評価しており、SWANDIVEが好きな人だったら、レッテルがどうこうよりも、psykaが取り扱うという意味で作品と向き合ってもらうほうがきっと健全なのではと考えたからです。
SWANDIVEの作品を体験する時に感じるワクワク感やドキドキ感を本作品は十分に兼ね備えています。その結果、これが好きか嫌いかは体験したあとに考えてもらえればと思っています。

あらすじ

あなた達は、とある劇場に呼び集められる。

これは愛の、そして悲劇と妄執の物語。
悲しみ、嘆き、怒り、受け入れ、怨んだ。
7人の男女が行きつく先は。

人の思いは所詮、記憶の奴隷。

本作品が、体験前に提示できる情報はこれだけです。ここから先、この物語がどうなるのかはあなた自身の目と耳と心と身体で感じてください。

公開できる情報

本作品に関して作者より事前に公開されている情報のなかで最も風変わりなポイントは
・ハンドアウト全体公開可能
・ハンドアウト交換可能
というところでしょうか。ちょっと何を言ってるか分からないと思いますが、何も嘘は言っていませんので、こちらもワクワクしながらきてください。

予約方法

本作品に関しては少し予約方法が通常と異なります。

(1)開催日は固定
毎月1〜2回、1日2〜3公演程度で日程を公開します。平日1日、土日1日みたいな形です。
開催日が決まりましたら、1週間を目処に貸切を先に受け付けます。貸切で売れなかった枠に関しては1週間後からオープン募集を開始します。なお、会場の関係上、貸切に関してはキャンセル料が成約時点から発生する予定です。

(2)固定開催日以外の貸切も可能
固定開催日以外の貸切に関しても受け付けますが、会場の空き、ゲームマスターの空きが合うことが条件になります。また、固定開催日よりも公演料が高くなることをご了承ください。

(3)地方公演も対応可能
地方での公演も可能ですが、公演を行うスペースに条件があります。そのため、ご依頼いただいた地域によって開催に関して細かく条件を提示させて頂く場合があります。
特に店舗さんからの依頼の場合、すでにお伺いしている店舗の場合は公演できないというご返信の場合もあります。また、レンタルスペースなどに関しても、こちらで場所を指定させていただく場合もありますので、ご容赦ください。

さいごに

SWANDIVEに持ち込むというのがハードル高いのは理解しているので、それを超えて提案してくれた作品には真摯に向かい合うと決めています。そういう意味では、弊社では取り扱えないという返事もまた真摯な対応の結果ではあるのですが。

今回、こうして縁があってお二人の情熱を肌で感じて、かつSWANDIVEが提供することの意味を感じたからこそ、多くのプレイヤーにこの作品を届けたいと思いました。マダミス界の『賛否両論』であるSWANDIVEと大阪「マサミ&広葉簪」によるタッグ、ぜひ体験していただければと思います。

サポート心よりお待ちしています。頂いたサポートは駒込ガレージの維持や新しいコンポーネントの研究費用になります。