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聖徳大学を最短卒業するために必要な要素を考えてみた

この記事では、通信制大学の聖徳大学を最短卒業するために必要な要素を考えてみます。
たまに、聖徳大学の学生さんから「最短卒業は可能か?」という問い合わせを受けるため、最短卒業に必要な要素を自分なりにまとめてみました。
もちろん最短卒業ができるかは個人差がありますし、あくまでも筆者個人の意見です。

筆者は社会人をしながら聖徳大学心理学科へ3年次編入し、最短の2年で卒業しました。
筆者在籍時はコロナ禍だったため、スクーリングは全てオンラインでした。また、自粛期間だったため、自宅にいる時間が長い生活スタイルでした。
現在は状況が異なる部分も多々あるかと思いますが、あくまでも卒業生の一意見として読んでもらえたら嬉しいです。


スケジュール・時間の確保


仕事や育児・介護・家事と通信大学の両立を考えたときに、一番の課題になるのが「勉強時間の確保」になると思います。私も、これが一番の課題でした。

スクーリング日程

聖徳大学の場合は、科目ごとに、年に1回~数回実施されるスクーリングに参加する必要があります。
例年3月頃に次年度のスクーリング予定が発表されるので、日程を予め確保しておく必要があります。
平日に実施される授業や、千葉県松戸市にある大学で対面で実施される授業もあるので、これらのスクーリングに出席できるか?というのが一番のハードルになるかと思います。
遠方の方の場合は、前後に移動・宿泊の必要も出てきます。

試験日

また、単位を取るためには試験に合格する必要があります。だいたい月に1回、日曜日の午前中に試験が実施されます。
日曜日の午前中のスケジュールを試験用に確保できるかも大事な要素になってきます。

勉強時間

また、スクーリングと試験だけでなく、「勉強時間」を確保する必要があります。教科書を読み、レポート課題に取り組み、ひとつずつ合格を積みかねていくことが大事です。
すきま時間を活用することも大事ですが、聖徳大学心理学科のレポート課題は「2000字で論述」したり「研究計画を立ててみる」といった重めな課題もあります。すきま時間で学習・回答できるレポート課題と、腰を据えてじっくり取り組む必要のあるレポート課題を分けて、取り組みやすいものから取り組んでいくことも大事かなと思います。

▶聖徳大学心理学科を卒業するまでにかかった勉強時間


計画

最短卒業を目指すにあたり、大事なことが「学習計画」だと考えています。実習に行ったり、スクーリングに参加するにあたり「〇月までに○○の単位を取得していること」といった条件が課されている単位があるからです。
そのためには、下記の2つが大切だと感じました。

単位を取る順番と優先順位

単位の中には「スクーリングや実習に参加するために最優先で取り組むべき科目」があります。全体の条件を把握し、優先順位を立ててレポートを提出していく必要があります。
筆者の学習計画や、優先的に取り組むべき単位については下記記事で紹介しているので、参考にしてください。

▶学習計画の立て方


▶聖徳大学心理学科で優先的に合格を目指すべき単位


申込締切・提出日を忘れない

通信大学は「レポート提出日」「試験申込締切日」「スクーリング申込締切日」「実習事前指導の申込締切日」など、色々な事務手続きが発生し、〆切があります。
通学制の大学とは違って、周りで情報共有をしたり「○○提出した?」と確認してくれる友人は基本的にはいません。
各種事務手続きの流れや〆切を忘れずに、確実に行っていく必要があります。筆者はGoogleカレンダーや手帳を使って、スケジュール管理をしていました。
SNSなどで同じ学校に通っている人と繋がりを作り、お互いにリマインドや支え合い・情報共有ができる環境を作っていくのも大切かと思います。

公認心理師を目指す場合

公認心理師を目指している人の場合は、スクーリングだけでなく、「心理実習」へ行く必要があります。
心理実習では病院・クリニックといった実習先を自己開拓し、実習先とスケジュールを調整、実習に64時間以上行く必要があります。また、事前指導・事後指導の授業に出席する必要もあります。

この場合も「実習時間の確保」と「実習先の自己開拓」の2つが課題になります。
実習時間自体は64時間確保する必要がありますが、スケジュールは、実習先によっては交渉次第で調整可能な場合もあります。(土日・平日・時間帯など)
実習先の自己開拓についても、自分で「実習生として受け入れて下さい」と交渉していく必要がありますが、交渉が難航し、卒業年数が伸びるといった場合もあります。早めに動いていくことが大事かと思います。実習先の自己開拓についてはこちらの記事にまとめているので参考にしてください。

▶自己開拓について


まとめ

最短卒業できる学生もいるが、自分のペースも大切

社会人をやりながら、通信大学へ通っている学生さんとやり取りする機会もありますが、コロナが明けた現在でも、最短卒業をしていく社会人学生さんは間違いなくいます。Xでも数名見かけました。

もちろん個人の環境や働き方は異なりますし、人生の長いレールの中で優先順位が変わっていくこともあると思います。最短卒業を無理に目指さずに自分のペースで勉強を進めていく姿勢も素晴らしいことだなと感じます。
この記事を読んでくれた人が、それぞれの人生設計やライフキャリアに合わせた学習を進められるよう応援しています。



<筆者について>
社会人→聖徳大学心理学科3年次編入→国立大学院へ進学。
社会人から心理職へのキャリアチェンジを志すにあたり、情報量があまりにも少なく苦労した経験から、公認心理師・臨床心理士を目指す人向けの情報サイトを運営。





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