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アルバム「VENUS」について①

先に言っておきますとアルバム「VENUS」のコンセプトは「生と死」です。
そのような内容に耐性の無い方はご遠慮ください。

アートワークについて

黒は死、白は生を表しています。
生命が最期に見える光景、命が終わる瞬間どういった事を感じるのだろうと考えた時、僕は点のように生きた証が収束し死/何も無いところへと何者でもない"何か"として戻っていくのだろうと考えました。
その生きる権利を与えられた全ての生命が真っ白い光のように、再び清いものとして人智では理解できない場所へ戻ることができればいいなと思い制作しました。

05 遺書

アルバム「Archives」をリリースした頃にある日遺書というタイトルの歌詞を書き、それをデモとしてTwitterに載せました。この曲は深い仲の人間と最終的に死別し幽体となった者が、残された方へ綴った手紙をイメージして書いた曲です。
このデモがあまりにも当時の僕の思考・精神状態と相性が良く、では来年のアルバムを制作している間ひたすら「死」という概念をテーマに僕なりの哲学を不器用でも形にしてみようと思ったのが今作のきっかけでした。

06 ランダム

そうは言ったものの特に何も浮かばない日が続き、ある日「ああでもないこうでもないとイライラしている今ってすげえ生きてる感じするなーもうこの僕の状態を曲にするか。」となり、思いつきで作った曲です。
トラックも作るうちに間奏がどんどんポップさを捨てて難解になり、カオスになった所でボツにするか本当に迷いました。とりあえずある程度作り直して完成させ、一旦リリースして様子を見てみようと思いシングルに選びました。MVもかなりカオスになっています。

04 乐园(-1 mix)

パライソと読みます。「パライソ行こう」というフレーズを連呼したくて、その言葉に準じた歌詞を書こうと考えて作りました。デモの段階ではギターが怠い感じでちゃらんちゃらんと鳴っているサイケロック的なものでした。それを架空のインストバンドであるyomoh-1なりの解釈でリミックスしたものです。
様々な心労に耐えて生きる中で自分なりの楽園を探そうともがく歌です。その楽園が生きる先にあるのか死の向こうにあるのかは人それぞれなので濁しました。

(次回②へつづきます)

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