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流行に乗って

ここ数年ずっと流行っているアレにかかっていました。
何回も「濃厚に接触した人間」になりつつも、運良く逃れていましたが、とうとう僕も流行に乗ってしまいましたね。

そんなわけで1週間、隔離生活。
毎日ご飯を部屋まで届けてもらい、食べて飲んで寝るだけの生活。何から何まで♨️にお世話になりました。


元から喉が弱くて、「あなたの風邪は?」と聞かれたら「喉から」一択の人間なので、今回も喉が1番大変だった。

本当に声が出せなくて、♨️とのやり取りはLINEか手話。喉が痛いとき、手話はとても便利だ。



そういえば、4〜5年前にも僕が体調を崩し、声が出なくて手話でやり取りすることがあった。

あの頃と比べて、♨️はずいぶん手話が分かるようになったなあ。

僕の方はどうだろう。劇的に変化はしていないな。ただ、少し丸くなったかもしれない。



隔離生活で時間を持て余していたので、昔書いていた思考記録用のブログを読み返していた。

とても固く、鋭い問題意識で日常が記録されていて、昔の自分ながら読んでいて疲れた。

あの頃の尖った思考を、今そのまま再現することはもうできない。

ただ、あの頃に夥しい数の本や論文を読み、尋常じゃない量の文字を発表資料や論文、ブログで外に出した経験が、今にも生きているなあと感じる。


あのとき浴びた思考のシャワーは、今となっては流れてしまって、頭の中に使える形ではほとんど残っていない。それでも、知識を頭に入れて自分で考え、外に出した経験が思考の体力を鍛えてくれたと思う。

もう某流行のウイルスも、僕の身体を通り過ぎてどこかに行ってしまった頃だと思う。晴れて自由の身になったのだ。

病気に罹って、劇的な変化は起きなかった。幸運なことに。

でも、この罹患と隔離の経験は、きっと今後に生きるものを与えてくれたと思う。

例えば、こうしてnoteを書く時間とか。


この時間があるのも、ゆっくり休んで回復できたのも、全て♨️のおかげです。

いつもnoteではちょっと抜けたところを切り取ってお送りしていますが、本当に頼りになる素敵な人間なので、直接会う方がいたらどうぞよろしくお願いします。




【おまけ】
「今お風呂にお湯張ってる〜」
のLINEがあってから10分ほど経ち、まだ隔離している僕の部屋の前まで♨️がやってきました。

♨️「お風呂の栓するの忘れてた……」

忘れたことに気づき、栓をしてからお湯を張るボタンを押すと、「お風呂の栓を確認してください」と機械から怒られたそうです。

色んな種類の泣いてるLINEスタンプを押してくれました。そういうこともあるさ。

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