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ツーナフィッシュ ツーナフィッシュ

 私は6歳から、妻は3歳からスイミングスクールに通っていたので、私はどちらでもよかったが、妻は是非にと通わせたがっていたのだけれども――コロナだなんだとあったので、習い事自体、コロナ前からやっていた英語を繋ぐだけになっていたのだけれども――いよいよ何かやらせようとなったときに、水泳ではなく体操になった。なんでやねん。

 と、いいつつスイミングスクールに行くことに。定期で通わせる事になったのではなく、夏休み短期集中コースみたいなのを何処でもやっているから、とりあえず本人のモチベーションを確認しようという所で、行くこととなった。

 プールに対するモチベーションは心配する事はまるでないのだが――モチベーションは無茶苦茶高くて――去年は私が何回か連れて行ったのだが、とにかく恐れることを知らず、退くことを知らない子供なので、初手から潜水で、それから2時間ずっと潜水みたいな事になってしまい、基礎を教えるいとまもないので――やらせるのであればスクールにぶち込んで、蹴伸び程度まで教えてくれてしまえば、こちらでも一緒に行くのが楽になると思うので、さてどうなることかという所。果たして、集団の中でしっかり先生のいうことを聞くことが出来るのか。

 自分が上の窓から子供の水泳を見学する日が来るとは、中々想像だにしなかったが、感慨深いというよりは、どちらかというとあちら側の気持ちに近くて、鼻につく塩素臭がより懐かしさを掘り起こす。

 自分が通っていたのは田舎のスイミングスクールだったから、大手のスイミングスクールはは先生も多くて、先生とは別に監視員も巡回して定時で人数チェックも行っているようで、今ひとつそういった部分は考えてなかったのだけれども、あぁそういう所も気にしなければならないし、大手はそういう所もしっかりしてていいんだな、などと気づかされ。

 子供の方は全然問題なく、順番も守れてしっかりやれていた――順番待ちでまだまだ癇癪を起こして、暴力的な態度を取ることも多いようなので、その辺が団体行動をしていく上での課題だろうと感じていたので、生徒が多くて流れが悪い割に、しっかりやれていたのはよかったと思う。

 しかし最初はヘルパーをはめていたのでよかったが、途中からヘルパーが外れたら、相変わらず潜りまくっていて、怒られるのではないかとヒヤヒヤしながら見守る事となる。

 もうクロールの真似事みたいな事をしているし、本人は自分は出来ると思い込んでいる――力が入りすぎて沈んでしまうので、あの辺が浮けるようになれば、すぐにでも泳ぐことが出来るだろう。

 他の習い事や、仕事との兼ね合いも出てくるので、定期で通わせるかはまだ未定だが、今日の感じであれば、通わせれば身になりそうで、やらせたいねぇ、と、夫婦どちらからというわけでもなく、お互いつぶやく事となる。


 それでは、また、どこかで。

 xoxo

 キノピ

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