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3Dプリンタ ノウハウ

自分はFlashForge社の3Dプリンタ、Adventure3を持っており、日々Thingiverseでデータを探しては製作しています。
CADで自分でデザインすることもあるのですが、学生時代に慣れ親しんだSolidWorksが学生ではない個人では使えないのでCAD意欲が落ちて今はデザインしていません。
代わりにFusion360を使用していますが、使い勝手がいまいち慣れません。SolidWorksは拘束条件が非常に便利だった、年間数万円でどうにか使えませんかねぇ...ダッソー・システムズさん...

今回のnoteは自分の使っている3Dプリンタの紹介と、3Dプリンタに関するノウハウを紹介します。(兼備忘録)また追加であれば下に追記していくと思います。
まずは3Dプリンタの紹介から

【3Dプリンタ】FlashForge Adventure3
Adventure3は家庭用3Dプリンタとしては値段が68,040円でありながら、密閉式、プリントサイズ150m立方、比較的静音、組み立て済み、オートキャリブレーション付きなかなりのおすすめモデルです。
プラットフォームが取り外し可能で湾曲し、造形物をかんたんに剥がすことができるのも特徴です。プリントサイズに不満がなければよほどこれで大丈夫だとおもいます。
以下にノウハウを示します。

■フィラメントは社外品でOK
Adventure3のデメリットがあるとするならば、公式のフィラメントが高いことです。公式のフィラメントは品質がいいのでしょうが、500gで2,750円します。Amazonの中華フィラメントならば、1kgで2000~3000円で買えます。 検索の上位で出てくるものであれば、品質が悪かったり、巻きが悪くて困ったことはありません。心配であればサクラチェッカーを使えばいいとお思います。


■フィラメントスプーラを作ると社外品のフィラメントが使える
上記の1kgサイズの社外品を使おうとすると、Adventure3の中にはフィラメントを格納することができません。
そこでプリンタの外にフィラメントスプーラを置き、そこにフィラメントを装着すると、フィラメント送りが可能になります。

自分はThingiverseより以下モデルを印刷し、中華ベアリングをつけました。
以下モデルは幅がネジで可変なため、様々なサイズのフィラメントに適合します。

また、フィラメントスプーラを使おうとすると、必然的にAdventure3の蓋を開けておく必要があり、見た目として残念になります。 以下の部品を印刷し、プリンタの蓋に穴を開けることで蓋を閉じたままフィラメント供給が可能になります。


■フィラメントを保存する
3Dプリンタのフィラメントの種類として主にABSとPLAがあります。それぞれの特徴を解説してるブログ等はいくらでもあるのでここでは紹介しません。自分はPLAを使っています。 PLAのフィラメントで印刷後にそのまま放置していると、勝手にフィラメントが折れていることが度々ありました。理由としては、フィラメントが湿気を吸っていることが原因でした。湿気対策として、ジップロックにシリカゲルを入れてその中にフィラメントを保管すると良いようです。

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お金がある方はジップロックの代わりにドライボックスを購入するのも手です。


■フィラメントを乾燥させつつフィラメントスプーラの役割も兼ねる
ジップロックやドライボックスの保存方法の不便なところは印刷するときにいちいちフィラメントをセットしないといけないところです。 乾燥させつつフィラメントスプーラの役割を兼ねるものがあります。

ESUNというメーカのフィラメント収納ホルダーです。フィラメントスプーラ、保管、乾燥、重量測定が可能です。
以前はAmazonにも売っていたのですが、いまはAliexpressくらいしか購入方法がありません。値段も5,800円程度します。ちょっと気軽に買うには躊躇する金額ですね、3000円程度なら即決ですが...
ちなみに上記リンクのを買う場合、日本のコンセントに合わせるなら恐らく「US Plug」になります。ただ、よくわからないメーカの電気機器はちょっとまだ抵抗ありますね。


2020/6/21の時点ではノウハウは以上です。

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