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オールドカメラに思いを馳せる

ちょっと私生活が立て込んでいてなかなかPCの前に座れなかったので、自分の持っているカメラを軽く紹介しようと思う。

そのカメラとは、ゾルキー4。なんと旧ソビエト連邦製のカメラなのだ。そしてレンズも同じく旧ソビエト製のジュピター8。これはeBayでウクライナ在住の方から購入した。

実は買った当初はレンズと上部のアタッチメントはない状態だった。

Zorki 4 は、旧ソ連のモスクワ近郊のクラスノゴルスクにあるKMZ 社が製造した、ライカ スレッド マウントの35mm レンジファインダー カメラです。ЗОРКИЙ = Zorki は、ロシア語で「鋭い視界」を意味します。Zorki-4 は、おそらくすべてのZorkiカメラの中で最も人気があり、西側諸国に大量に輸出された最初のカメラです。1956 年から 1973 年にかけて製造され、1,715,677 台が製造されました。輸出バージョンは、キリル文字 (SDELANO B CCCP) またはラテン文字で Made in the USSR の文字があり、1960 年からは Zorki という名前がラテン文字になっているため、簡単に識別できます。(http://camera-wiki.org/wiki/Zorki_4

170万台以上も生産されているのか。すごいねえ。

裏側。ファインダーにキリル文字、そして製造番号が書いてある。

右側に書かれている製造番号の上2桁が製造年を表しているらしいので、このゾルキー4は1958年製ということになる。1956年から製造が始まったらしいから、割と初期のものなのかな?

上から。左側のアタッチメントは露光計で、実はゾルキーとレンズを合わせた金額より高かった。

詳細な操作方法は、詳しい方の説明がもうネット上にあるので割愛。

古いレンズやカメラのファインダーには不思議な魅力を感じちゃうんだよね。このカメラはどんな人の手に渡ってどんな風景を撮っていたんだろうかとか、このレンズで誰かは何を見つめていたんだろうかとか。自分自身ド近眼で長年眼鏡をかけているから、レンズ越しに見ることに対して親近感のようなものを抱いているのかもしれない。

もしかすると、カメラを覗くと昔の持ち主の想像をしてしまうのは、会ったことのないドナーの食べ物の嗜好が臓器移植をした人に乗り移ることがあるように、古いカメラやレンズを覗くことで、今までそのカメラを使っていた誰かの記憶がふんわりと乗り移ってきているからかもしれないと思うのだった。

うまく写真が撮れているか、現像が終わるのが待ち遠しい。


部屋の中で一番きれいなところがこのターンテーブルの上でした。


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