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良い曲。②~Yonawo : 哀してる~

Yonawoは福岡発の4人組バンド。Jazzyでチルな音楽性と、ボーカルとキーボードを務める荒谷さんの瑞々しい歌声が個人的にめちゃくちゃ好きなんですよね。

哀してるはYonawoのセカンドアルバムの「遥か今」に収録されていて、哀してるだけでなくこのアルバムもかなりおススメ。
哀してるはこのアルバムの中ではかなりゴージャスな音の編成をしているというか、最初のストリングスとか間奏の部分とか、キラーチューンとしての気概をビシバシと感じる(と書いていたら編曲がキリンジの編曲をしていることでも知られる富田ラボさんらしい。しらなんだ…)。

イントロの静謐ながらも何か始まりそうな感じのする演奏とか、荒谷さんの語感が良くて優しい歌詞とか、紹介しだすときりがないんだけど、やっぱりこの曲の一番イイところってのは、サビの入りだと思うんですよ。
イントロからBメロまでためにためた感情を一気に放出するようなメロディーが本当に聞いていていて気持ちが良い。サビの入りがBメロに入り込んでるからもう我慢できない!って感じの気持ちの昂ぶり、エモーショナルな瞬間をものすごくうまく表現していると思うんですよね。曲最後のところとかもさらに盛り上がりを見せつつアウトロの歌で一気に最初の静謐感に戻るところとか動と静の対比が実に良いと思いました。まる。

そんなYonawo だけど、実は去年の12月にボーカルの荒谷さんが脱退を表明している。(その数日前に私はお台場のZEPPでやっていたYonawoのコンサートに行っていたので、突然そのニュースを聞いたときはほんとにびっくりした。)ボーカルが脱退するというのはバンドとして致命的なことだと思う。しかしそれを決断するに至った荒谷さんや、決断を受け入れたYonawoのメンバーのことを思うと、彼らの今後の活躍を応援と期待せずにはいられないのだった。。。

そんな荒谷さんの1st SGである「涙」もここに貼っておこう。最初が「涙」って実に荒谷さんらしいな。Yonawo のメンバーたちの活動も早く聞きたいな…

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