面白かったプログラムまとめ

最近あるプログラムに向けて書類や志望動機を準備しています(定期)。
志望動機を書いている中で、そういえば今までもたくさんプログラムや活動に参加してきたな~とふと思い、面白かったコミュニティ、活動、プログラムをいくつか紹介します。

1. 東京大学情報学環教育部

いくつか記事を出しているのでそちらもどうぞ。


「情報」という横断的で漠然とした分野に関心を持つ学生、社会人が集まってくる教育機関です。なかなかユニークですが東大の中でほとんど知られていない穴場な組織です。
授業の例だと、ジャーナリストがオムニバスで授業をやるもの、犯罪被害者の方に取材して記事に書くもの(この授業がきっかけで、ジャーナリズムの持つ真の力を知ることができました)、ドキュメンタリーを撮るもの、福島の原発に視察に行くものなど、普段は体験することのできない内容ばかりです。シラバスを読むだけでもわくわくします。

ここの学生は正規の東大生ではないのですが、図書館や東大の持っているデータベースが使えたり、24時間空いているフリースペースが使えたりなど様々な恩恵を受けることができます。
東大の正規課程の人は学費無料、それ以外の人でも年間20万円弱となっています。

2. Vulcanus in Europe

たくさんブログ記事を書いたので詳細は割愛します。
今まで参加した中で一番良かったです。

3. 吉本興業とのタイアップ事業

私の大学と吉本興業が協力していくつかプログラムを提供しています。
私が2021年に参加したのは、ある有名芸人のネタを海外に輸出するにはどうすればよいのか、施策を考えるものでした。
実際に吉本興業の本社に行ったり、なんと陣内友則さんやその芸人さんに直接インタビューをしたり、最後には渡辺社長の前でアイデアを発表したりなど、非常に贅沢なプログラムでした。
他にも、2時間で漫才を作るものだったり、吉本の劇を手伝うものだったりと漫才に関心がなくてもわくわくするような類似のプログラムがありました。

4. NPO法人Learning For all(LFA)でのボランティア

2020年の春から2021年の夏まで、教育格差に苦しむ子供に勉強を教えるボランティアをやっていました。
3カ月で一つのプログラムとなっているのですが、なんだかんだ五期も続けてしまいました。
高校生までは、恥ずかしながら「教育格差」という言葉すら知りませんでした。大学に入って初めてその単語を知ったときも、マイナスのイメージしか持っていませんでした。

このボランティアを始めてから出会った「教育格差に苦しむ子供たち」は、本当に「普通」の子でした。
スマホゲームが好き、勉強はあんまり得意じゃない、放課後は友達と遊ぶ、初対面の大人はちょっと苦手・・・どこにでもいるような小中学生です。

彼らのバックグラウンドだけを見ると、一般的には「貧困層」「困難な家庭」「特別な配慮を要する子供」「外国籍」とラベリングされてしまうでしょう。行政や学校も、そのようなバックグラウンドに基づいて支援を提供しています。

しかし、本当にそれでいいのだろうか。年収が低い家庭に生まれたから金銭的な支援をすればいい、特別な配慮を要するから特別支援学校に入れる、など、一見「支援」に見えて実は想像力に欠ける「押しつけ」を、私も他人にしているのではないか。個別最適化をすれば済む話なのか。どんな団体、誰が一人ひとりと丁寧に向き合える余裕があるのだろうか。LFAの職員はこのような問題に日々向き合い苦しくないのだろうか。

色々なことを考えさせられた期間でした。

そして、LFAにはそれらのもやもやを一緒に共有できる素晴らしい学生がたくさんいて、子供が帰った後いつも議論をしていました。
他の教育系の団体には、プログラム期間中に消えてしまうボランティアもいるそうですが、LFAには本当に教育格差について真剣に考えたい人が集まっていました。

番外編 わらしべ長者的に人に質問してみる

ここ数年、目的を失ってふらふらしている間に色々な人に相談をしました。相談相手はいろいろな方法で探していますが、もっと人脈を広げたいです。

例えば、ジャーナリストになりたいとずっと思っており、実際にどんな仕事をしているのかイメージがわかなかったので、まずは情報学環教育部にいた元ジャーナリストの方にお話を伺うことにしました。
お話を伺ったあとに、「誰か紹介できるジャーナリストの方、いませんか?」と最後に聞き、新しい人を紹介してもらい、
その人にも最後に同じ質問をして、次の人を紹介してもらって・・・と繰り返しているうちに、10人近くの方とお話することができました。

知り合いからの紹介だと信頼できる、とのことでOBOG訪問よりもスムーズに話を聞くことができています。

あとは、Linkedinで同じ出身校、あるいはVinE(ここで生きてきます!!)の過去の参加者をフィルターして、興味がある企業や大学院に行っている人につながり申請をし続けて話を聞くこともしています。
度々ブログに出てきたルーマニア人のメンター(と呼んでいます)も、このやり方でつながりました。

学生であることの強みは、無料で色々な業界の人に話を聞けに行けることだと思っているので、学内のイベント、講演会にもできるだけ足を運ぶようにしています。


(多分落ちていると思いますが)今申請中のプログラムもとっても面白そうなので、全て結果が分かったら紹介したいと思います。

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