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好きとは、ただひたすらにやること

今日の気付きを。書きたいように書きます。

好きなことをやれって何?

 キャリア選択の文脈では「好きなことをやれ」とよく言われる。僕は以前からこの好きなことという考え方に違和感というか不足感というか捉えきれていない感を感じていた。

好きなことなんて普通の人間に見つかんのか?と。

 「好きなことは動いているうちに見つかるからとにかく動け」とか、「今やっていることを好きになる努力が必要だ」とか、「一つのことを1万時間やれ」とか、まぁだいたいそんな事を言われる。
 今の自分は好きなことをやれていると胸を張っては言えないが、仕事をしていてうおおお!と思う瞬間はある。うおおお!というよりはうはぁー…かもしれない。悦とでも言える状態。これはなんだろうと思っていた。

悦状態の正体を知る

 ちょっと前の動画だが、NewsPicksのWeekly Ochiai シーズン3 2019/11/27『落合陽一“集中力・ゾーン”を考える』のアーカイブを観ていて稲妻が落ちた。この動画はヤバイ!語彙力がどっか行くくらいヤバイ。脳神経学の専門家と落合氏が対話する中で、集中力が高まっていくとエンドルフィンという脳内麻薬ともいえる物質が分泌され、これが出ているときは周囲の雑音すら心地よく感じるほどの集中状態に入るという話が出た。
 これだ!と思った。自分が仕事でたまに入る悦状態とは、このエンドルフィンが出ている状態のことのようだ。特に自分で考案したインターンシップの設定資料を書いているときにこの状態に入りやすい。頭がフワッとなって雑音が聞こえなくなる状態である。

「好き」の、正体

 この「集中状態に入れるかどうか」が、好きか否かに密接に関わっているように思う。逆説的ではあるが、嫌いなことや他人から無理やりやらされていることでは、この状態に入ることはできない(気がする)。
 エンドルフィンが分泌されるほど深い集中状態に入り、ただひたすらにやっているという状態にいられることが、好きということなのではないか。
 であれば働く環境もめちゃくちゃ大事になる。他人から邪魔されず集中できる静謐で孤独な空間が必要になる。そういう時間も必要だろう。とにかく動け!とか、今すぐやれ!とか鬱陶しくてうるさいことはやめだ。好きなことを見つけるためには、とにかく集中できる状態にしておかないといけない。そして仕事に対して集中状態に入れるか否かを自分で検証するのである。
 たぶん、その仕事が好きなら集中できる。好きじゃないなら意識は散漫になる。ただひたすらにやれるということが、実は好きということなのではないか。この仮説を検証するために集中できる時間と空間作りを自分でも実践していきたい。

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