Shuhei

小さくも大きくもない会社の新卒採用担当です!備忘も含めてノートを投稿していきます!面白…

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小さくも大きくもない会社の新卒採用担当です!備忘も含めてノートを投稿していきます!面白くないことを面白そうに伝えることに長けています。

最近の記事

好きとは、ただひたすらにやること

今日の気付きを。書きたいように書きます。 好きなことをやれって何? キャリア選択の文脈では「好きなことをやれ」とよく言われる。僕は以前からこの好きなことという考え方に違和感というか不足感というか捉えきれていない感を感じていた。 好きなことなんて普通の人間に見つかんのか?と。  「好きなことは動いているうちに見つかるからとにかく動け」とか、「今やっていることを好きになる努力が必要だ」とか、「一つのことを1万時間やれ」とか、まぁだいたいそんな事を言われる。  今の自分は好き

    • 採用の仕事に合わない!!

       自分は採用の仕事に合わないかもしれない、と最近思うようになってきた。その理由は「僕の意識が高すぎる」というものだ。社会には等身大のやりがいを感じながら人並みの人生を送ることこそが幸せだと信じる人たちがいる。彼らから見ると僕は「意識高い系」のようである。「成長意欲と学習意欲でやってきました!ヨロシク!」みたいに映るようだ。これがよくない。  人並みの幸せ追求型人間にとって、僕は心地よい空間を破壊する超大型巨人みたいな存在のようだ。常に上昇志向、常に元気、常にハイテンション。そ

      • グループワークの分類と、設計時における効果理解の重要性

         ご覧いただきありがとうございます。人事採用担当の戯言です。  みなさん。就活や研修では事あるごとにグループワークをやらされますよね。何故こんな面倒くさいことをやっているか、というかやらされているかを考えたことはあるでしょうか。実はあのグループワークもきちんと効果まで設計して作られている(はずな)んです。でも経験ありませんか。「このワーク意味あんのか?何が学べたんだ?」ってやつ。それはきっと誰かが雑に作ったワークです。  ということで今日はグループワーク設計について記事にし

        • 新卒採用担当十箇条

          一、学生はきみより優秀であると心得よ。常に学生は自分より優秀であると思え。学生が何者でもなく見えるのは、ただ彼らに「経験が足りないから」だけである。君は歩けない赤ん坊にかけっこで勝って嬉しいか?相手を優秀と捉えれば、かける言葉は変わるはず。 二、学生を見極めるな。理解せよ。決して学生を見極めるな。短時間の「パフォーマンス」で相手を見極めることなどできない。自分の見る目を過信するな。そんな自信は捨てろ。また、他人の評価で相手を色眼鏡で見ることほど愚かなことはない。時間をかけて

        好きとは、ただひたすらにやること

          採用で愛を、生めますか?

          こんにちは。人事採用担当の戯言です。タイトルがエモキモイですね。 この記事のタイトルは北野唯我著『分断を生むエジソン』のキャッチコピー「仕事で愛を、生めますか?」を文字ったものである。この本は少し珍しい物語形式のビジネス書で、かつて天才起業家と呼ばれた主人公が、自ら立ち上げた会社で経営を失敗し、社内の裏切りによってCEOを退任させられるところから物語が始まる。彼女はかつてお世話になった投資家に紹介された「ある人物」と出会い語り合う中で、仕事には「愛」が必要であることを思い出

          採用で愛を、生めますか?

          就活における「必死さ」という最強の武器

          こんにちは。ある会社の人事採用担当の戯言です。 21年卒学生にとって、就活もそろそろ本番といった時期になってきた。この時期になると如実に学生が2つのグループに分かれる。その2つは「必死なやつ」と「そうじゃないやつ」である。 就活界隈にはいろんなハウツー記事やテクニック本がある。余程リテラシーのない学生でなければ、大体が眉唾モノであることは今の時代の学生であればよくご存じのことと思う。だから全てをシャットアウトするという方もいるだろう。ということでこの記事も眉唾かもしれない

          就活における「必死さ」という最強の武器

          新卒で入るべき会社とは

          新卒採用の現場で働く者として、タイトルにある「新卒で入るべき会社」について考えてみたい。 今、学生と会っていると「ワークライフバランスが整っている会社に入りたい」だとか「働きやすい会社に入りたい」だとかいう言葉が聞こえてくる。これはある面では大いに結構である。会社はそのような働きやすい環境を整えるべきであるし、実際に整えつつある。そもそも会社はその環境を売りにもしている。そして環境を整えていない会社はこの先働き手がいなくなって自然淘汰されるだろう。でも、これから働こうとして

          新卒で入るべき会社とは

          採用の仕事が好きか

          先日お会いした方に「採用の仕事楽しそうですね」と言われた。ハッとした。楽しいのか?たしかになんとなく向いていると思う。が、楽しいかと聞かれると分からない。好きでもない気がする。 モヤモヤが残っているので、自分がやりたいことをもう一度整理してみた。 まず、採用の仕事が好きな人(楽しいと思える人)の特徴を想像で羅列してみる。 良いもの(自社)を勧めたい/良いもの(優秀な学生)を獲得したい/人に寄り添いたい/人に影響を与えたい/プレゼンが好き/学生にドヤ顔したい/キャリアを考

          採用の仕事が好きか

          挫折経験を聞く

          「学生時代の挫折した経験と、それをどう乗り越えたかについて教えてください」 ご存知、就職面接における超頻出問題だ。センター試験数Bの漸化式くらいの頻出度である。人事がこれを聞く理由の「一般論」とその問題点、それでもなおこれを聞くべき理由、そしてどう答えればよいかについて分析したい。 ★一般論とその問題点 一般的に言われるのは、その人が会社に入って挫折したときにどう対処するのかを知りたいという理由である。なるほど会社に入れば厳しいことも多く、少しの挫折で辞められては困って

          挫折経験を聞く

          「自分に合う会社」という言葉のカラクリ

          「自分に合う会社が分からない」 これは学生から受ける相談で最も多いものだ。当たり前だ。自分に合う会社の見つけ方など、社会人ですら答えを持っていない。いわんや一度も社会に出たことのない学生をや。が、しかし就活フィールドには「自分に合う会社を見つけろ」という言葉があふれかえっている。誰がどういうときにこの言葉を使うのか。この言葉が使われる文脈を自身の経験にも照らして分析してみた。 ※以後、「自分に合う会社を見つけろ」という言葉を「例のあの言葉」と表現する。ヴォ〇デモートのよう

          「自分に合う会社」という言葉のカラクリ

          採るか採らぬか。新卒採用というビジネス

          「そこまで悩むならうちじゃない」 6月末、今年の新卒採用で最も面接評価の高かった学生に私がかけた言葉だ。これさえ言わなければたぶん彼はうちに入社した。なぜこんな言葉が出たのかを、3ヶ月経った今、自分自身で分析してみたい。(書いた後読み返したらめっちゃくちゃ長くなった。このテキストはほぼ自分の備忘用になることだろう) 彼は優秀な学生だった。うちの他にも数社の内定を持っていた。聞くと、うちともう1社以外の内定は断ったらしい。いわゆるオワハラ(※1)をしてくる会社もあったようだ

          採るか採らぬか。新卒採用というビジネス