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純ジャパのフェローの道のりはそう簡単にはいかないよ、と。ーIELTS勉強開始ー

幸運にも🇦🇺の病院における再建外科のinernational fellowship を日本人で初めて獲得したのが2022年の7月末。
小躍りした自分を待ち受けていたのは、送られてきた現実的なmailだった。

秘書から来たmail

色々な必要書類の記載があれど、その中で一番肝になるのは純日本人にとっての一番の壁である英語能力試験。9月頭から働くには5月中、つまり残り8ヶ月程度で試験に合格している必要があるということが判明。

恐る恐るその合格基準を見ると
ざっくりいうと(それぞれ二回のテスト合計で合格の救済基準もあり)

*TOEFL iBT
minimum total score of 94 and the following minimum score in each section of the test: 24 for listening, 24 for reading, 27 for writing, and 23 for speaking.

*IELTS (academic module)
minimum overall score of 7 and a minimum score of 7 in each of the four components (listening, reading, writing and speaking).

*OET
minimum score of B in each of the four components (listening, reading, writing and speaking).

*PTE Academic
minimum overall score of 65 and a minimum score of 65 in each of the four communicative skills (listening, reading, writing and speaking).

<参照:英語能力試験に関するPDF >
https://www.ahpra.gov.au/documents/default.aspx?record=WD15%2f16888&dbid=AP&chksum=Qt6fclXbe4YXYTcrrq%2fUjg%3d%3d

最初に感じた印象は、
「うわ、絶対間に合わない。ポジション失う。どうしよう。」

なぜなら、自分は10年前にアメリカ留学してた際にアメリカ医師国家試験のUSMLEのClinical Scenarioに無謀にもチャレンジし(step1,2は受けず)、三ヶ月徹底的に準備したにも関わらず見事に不合格となった経験があり、依然トラウマのように引きずっていたのだ。
またさらにTOEFLに関しても苦手意識があり、10年前の留学前で52点、1年留学後も65点、と対策をあまりしなかったにしても低い点数を叩きだし、自分の語学の才能の無さを痛感していたから。

結果、2,3日は臭いものにふたするように現実から逃避し。
それでも目をつぶると色々とネガティブなことが浮かんでくる。
辞退?なんてことも頭にうかぶほど。

ただそこはなんとか考えを改め、結局簡単にやりたいことなんか手に入らない、やるしかない、できたらすごい!と捉え、まずTOEFLとIELTSにしぼり調査を開始した。

結果、TOEFLは各sectionにintegratedの能力が必要なため、各sectionが独立しているIELTSのほうが対策を立てやすいと判断し、IELTSの勉強を開始することとした。

<参照*IELTS 公式HP>


まず現状を見るために恐る恐る模擬テスト受けてみる。
すると
listening 22/40 band score 5.5
reading 22/40  band score 5

これはかなり衝撃的だった。
得意と思っていたreadingでもこの有様。
一般的にband scoreを全体で1上げるためには、1日2hやって最短で200日(6-7m)位かかると書かれてあり、つまり今仮にall 5.5だとしたらall7にもってくにはおおよそ300日位かかることになり、これでは間に合わないことが判明した。

「これで受からないとかめっちゃだせえ。というか、もう以後日本人が採用されることないかも。どうする、これ・・・・」と再び絶望的な気分のスパイラルに。

でも諦めは悪い方で、多くの人と同じく人生のバイブルであるスラムダンクの名シーン「諦めたら試合終了だよ」という安西先生の言葉を思い出し、 人生の一大勝負としてやるだけやってみよう頑張ろうと再度決意。

空いた時間は英語勉強にほぼあてて、仕事をしながら1日4時間を目処に突っ走ることに決めた。

同時にまず手始めにIELTS試験をうけてみた。
結果はこちら

あれ?思ったより悪くない。Lとかいいじゃん。
と思ってしまったけど、これがよくなかった。
Wの5とSの6がこの時点いかに大変かは知るよしもなく・・・


さて、それはさておいて自分が利用した業者は下記でした。

Metropolitan Academy of English

マンツーマンで一人の講師に週二回担当してもらい、全項目バランスよく見てもらっていた。基本的には過去問を解いて行って間違えたところを やり直して解説してもらう講義形式とした。それなりではあったが、あまり細部まで詰める感じがないのが徐々に物足りなくなり、特にwritingに関しては一番IELTSにおいて難しいということがわかっているのであれば詳細なfeedbackが必要と感じてきて、全項目バランスよくこなすことの難しさを感じた。
結果、途中で伸びを感じなくなったため最初の契約の3ヶ月(残り5ヶ月)で終了とした。

そこでつぎに選んだのは、各項目での対策が充実してるこちら

plus one point

まずプライベートカウンセリングで目標を確認し、それぞれの苦手な項目のlectureを選択する方法。
金額はやや高いものの、費用対効果は高いと判断して選択した。
詳細はまた他の記事でいつか書こうと思うけど、plus one pointの素晴らしい所は、とにかく専門家の対策記事が秀逸。基本的に本気でIELTS目指す人は、すべて目を通すことをおすすめします。

そんなこんなで勉強開始から3ヶ月(残り5ヶ月)たち、二回の試験を受けた結果はこちら

引き続き悪くないLとRに気を取られ、さらにOA6.5に浮かれて、まずWとSの不味さに気づいていなかった。そしてeach(全項目)で7を揃えることの難しさについても・・・

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