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食事を1日8時間未満に制限する時間制限食(TRE)効果に懐疑的結果

食事を1日8時間未満に制限する時間制限食(TRE)効果に懐疑的結果

論文ではなく、学会発表記事

(Abstract P192) March 18
the American Heart Association (AHA) Epidemiology and Prevention 
Lifestyle and Cardiometabolic Health Scientific Sessions 2024.

https://www.medscape.com/viewarticle/intermittent-fasting-linked-higher-cvd-death-risk-2024a1000559?src=rss

  • 最近の研究は、食事を1日8時間未満に制限する時間制限食(TRE)という断食方法に関連する潜在的な健康リスクを指摘しています。

  • 20,000人以上の米国成人を対象にした観察研究では、TREを実践する人々が、通常の12-16時間にわたって食事を摂る人々と比較して、心血管疾患(CVD)またはがんのある個人を含め、心血管死亡リスクが増加していることがわかりました。

  • 研究の主任研究者であるVictor Wenze Zhongは、これらの発見が予備的であることと、因果関係を確立するためのさらなる研究の必要性を強調しています。

  • TREの短期的な心血管代謝リスクへの利益を示唆する以前の研究にもかかわらず、長期的な効果はまだ不確かであり、より包括的な研究が必要です。

  • 研究はまた、食事の質が食事のタイミングよりも重要かもしれないことを示唆しており、DASHダイエットや地中海ダイエットのような確立された食事法を厳格な食事時間枠よりも推奨しています。

  • 批評家は、研究の結論が早計であると主張し、短い食事回想調査に依存することや、喫煙や性別の分布などの交絡変数の調整が不足していることなどの制限点を指摘しています。

  • TREに関する臨床的推奨をする前に、より厳格な研究が必要であることが強調されており、一部の専門家は、より確かな証拠が得られるまで断食に関する中立的な立場を保っています。


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