自己免疫性心房細動


自己免疫性心房細動:他の自己免疫疾患のように免疫抑制剤など治療効果あるかどうかなどはもちろん現時点では不明

Maguy, Ange, Yuvaraj Mahendran, Jean-Claude Tardif, David Busseuil, and Jin Li. “Autoimmune Atrial Fibrillation.” Circulation, July 4, 2023, 10.1161/CIRCULATIONAHA.122.062776 . .

背景:心房細動は心臓の不整脈の中で最もよくみられる疾患である。約3%の患者では、心房細動は同定可能な誘因のない原発性疾患として発症する(特発性心房細動または歴史的に単独性心房細動と呼ばれる)。本研究の目的は、自己抗体が関連する心不整脈の新たな分野に沿って、心筋イオンチャネルを標的とする自己抗体が原因不明の心房細動の原因となりうるかどうかを調べることである。

方法:自己抗体のスクリーニングにはペプチドマイクロアレイを用いた。原因不明の心房細動患者(n=37の心房細動予備群;n=14の経過観察中の心房細動偶発症)を、年齢と性別をマッチさせた対照群(n=37)と比較した。同定された自己抗体の電気生理学的特性は、in vitroではパッチクランプ法で、in vivoでは実験的免疫マウスモデルで検証された。
 
結果: $${K_{ir}3.4}$$タンパク質に対する共通の自己抗体反応が、心房細動患者において、また臨床的に明らかな心房細動の発症前においても検出された。 $${K_{ir}3.4}$$タンパク質は、心筋アセチルコリン活性化内向き整流K+電流IKAChを支えるヘテロ4量体を形成している。ヒト人工多能性幹細胞由来の心房心筋細胞を用いた機能研究では、心房細動患者から精製した抗 $${K_{ir}3.4}$$ IgGが、心房細動の主要なメディエーターである活動電位を短縮させ、$${I_{KACh}}$$の構成型を亢進させることが示された。この因果関係を明らかにするために、我々は $${K_{ir}3.4}$$自己免疫モデルマウスを開発した。 $${K_{ir}3.4}$$免疫マウスの電気生理学的研究から、 $${K_{ir}3.4}$$自己抗体が心房有効不応期を有意に減少させ、心房細動に対する感受性が2.8倍上昇することが示された。

結論: 我々の知る限り、これは $${K_{ir}3.4}$$自己抗体が介在する心房細動の直接的証拠を伴う心房細動の自己免疫病態に関する最初の報告である。

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