現行中和抗体療法の終焉

XBB.1.5:"Kraken"とBQ.1.1"Cerberus"が世界の主流?になってきているが、中国からの流入が気になるが、現時点では、かつて流行したBA.5.2とBF.7 (which is actually short for BA.5.2.1.7)が主流ということでちょっと安心?

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オミクロン株の症状・重症化や感染力などは BAhttps://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/newvariant/#mokuji0.1 BA.2 BA.2.75 BA.4 BA.5 XEとは コロナ変異ウイルス最新情報|NHK

これとほぼ同じ内容

現在、研究では、SARS-CoV-2 XBB.1 lineageが宿主細胞に侵入し、抗体介入中和を回避することが報告されている。研究チームはSARS-CoV-2 spikeを有するpseudovirus particle(pp)を宿主細胞へのSARS-CoV-2の侵入及びその後の中和研究の適切なモデルとして使用。前世代のSARS-CoV-2 B.1 (B.1pp)
あるいはOmicron BA.5 (BA.5pp) lineageを比較に使用。さらにモノクローナル抗体(mAbs)によるXBB.1ppの中和sensitivity解析、mAbカクテルは現在COVID-19治療・予防で臨床的に用いられ開発されている。また,XBB.1ppのCOVID-19ワクチンによる中和や,breakthrough感染に伴うワクチン接種に対する感受性も解析。さらに、ドイツでのBA.5流行時にCOVID-19の3種混合ワクチン接種者のbreakthrough感染を起こした場合の血漿サンプルを評価した。

BA.5ppはB.1ppと比較して,Vero細胞への侵入効率が2.2倍,293T細胞への侵入効率が5.3倍高いことが示された.一方、BA.5ppのCalu-3細胞への侵入効率は、B.1ppのそれよりも1.9倍劣っていた。また,XBB.1スパイクタンパク質を搭載した粒子(XBB.1pp)は,評価したすべての細胞株において,BA.5ppと比較して細胞侵入効率が著しく低下していた.しかし、B.1ppとXBB.1ppの侵入効率は、Vero細胞や293T細胞と同程度であった。
また、解析したすべてのmAbとmAbカクテルはB.1ppを効果的に中和したが、XBB.1ppはsotrovimabとS2H97のみによって中和されたことに注目した。また、XBB.1ppの中和効率は、B.1ppの中和に比べて10倍以上減少した。さらに,3種混合ワクチン接種者の血漿では,XBB.1ppの中和活性はほとんど認められなかった.一方,B.1ppに対する中和活性は高く,BA.5ppに対する中和活性は中程度であった.3種混合ワクチン接種者の血漿では,B.1pp中和活性が高く,BA.5pp中和活性は中程度であり,XBB.1pp中和活性は低いことが確認された.

Neutralisation sensitivity of the SARS-CoV-2 XBB.1 lineage, Prerna Arora, Anne Cossmann, Sebastian R Schulz, Gema Morillas Ramos, Metodi V Stankov, Hans-Martin Jäck, et al.,
Published: January 05, 2023, The Lancet Infectious Diseases,
DOI: https://doi.org/10.1016/S1473-3099(22)00831-3, https://www.thelancet.com/journals/laninf/article/PIIS1473-3099(22)00831-3/fulltext


FigureSensitivity of the SARS-CoV-2 XBB.1 lineage to neutralisation by monoclonal antibodies, antibodies induced by vaccination, and antibodies induced by vaccination plus breakthrough infection


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