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ブラックロックとは何か?何をしているのか?

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世界最大の資産運用会社「ブラックロック」をご存知だろうか。創業者は、一代で1000兆円にものぼる運用資産を築き上げた天才トレーダーのラリー・フィンク。いったい彼は何者なのか。英紙「フィナンシャル・タイムズ」がそのすべてを解き明かす。

「あなたの会社を丸ごと売ってくれ」
2009年4月16日、ブラックロックの創業メンバーで社長のロバート・カピートはブロンクスに完成したばかりの真新しいヤンキー・スタジアムに向かった。今日のカードは、ニューヨーク・ヤンキース対クリーブランド・インディアンズだ。米国のモーゲージ危機が世界の金融システムに波及したことで経済は大混乱に陥り、ウォールストリートで働く人々はストレスを発散できる場所を求めていた。もっとも、このはげ上がった元トレーダーは野球の試合を見に来たわけではない。

カピートはブラックロックの資産だけでなく、金融業界の様相さえ一変させるような極秘の任務を負っていた。ヤンキー・スタジアムのコーポレートボックス席では、英バークレイズ・キャピタルの最高経営責任者(CEO)ボブ・ダイアモンドが試合を観戦していた。カピートは、この古い友人と急いで内密の話をする必要があった。そのためにダフ屋からチケットをもぎ取り、ブロンクスにやって来たのだ。

バークレイズは2008年にリーマン・ブラザーズが破綻した際、その北米部門を買収することで飛躍的な成長を遂げた。しかし、この買収はすぐにバークレイズの足を引っ張ることになる。2009年初頭になると、バークレイズは英国政府からの資金注入を回避し、この危機を脱するための資金調達に奔走した。虎の子の事業、たとえば先駆的な資産運用部門のバークレイズ・グローバル・インベスターズ(BGI)さえ売却候補に挙がった。買い手がつくならBGIの一部を切り売りすることもやぶさかではなかった。

4月上旬、バークレイズはロンドンのプライベート・エクイティ・ファンドCVCの買収提案を受け入れ、急成長していたBGIの上場投資信託(ETF)部門、iシェアーズを42億ドルでCVCに売却することで合意した。この合意には45日間の「ゴーショップ」条項が含まれていたため、バークレイズはCVCよりも有利な条件を提示する買い主と交渉できることになっていた。ブラックロックにとっては千載一遇のチャンスだ。しかし、使える時間は限られていた。

その晩、ヤンキースはクリーブランドに敗れる。カピートは結局、試合をすべて見逃していた。彼はバークレイズのコーポレートボックス席に駆けつけると、ドアをノックする。「話があるから出てきてほしい」──そうダイアモンドに声をかけた。ダイアモンドはうなずき、二人は散歩に出掛けた。そしてブラックロックの社長カピートは、ダイアモンドに自分の提案をプレゼンする。

BGIからiシェアーズだけを切り出してCVCに売却するのではなく、BGIをまるごとブラックロックに売ってほしい、売ってくれるなら見返りとして多額の資金と合併会社の株式を提供しよう──カピートはそう訴えた。

この条件なら、バークレイズは公的資金の注入を避けるための資金を確保できるだけでなく、遠からず投資業界の雄となるブラックロックの持分の相当部分を手に入れ、同社の資金運用事業が生み出す利益の一部も懐に収めることができる。

「非常に興味深いアイデアだ」とダイアモンドは答えた。実際、ダイアモンドは取締役会からBGI全体の売却を検討することも認められていたため、ブラックロックは最適な買い手のように思われた。彼は上司のジョン・ヴァーレイを連れて、翌日にカピートとブラックロックのCEO、ラリー・フィンクを訪問すると約束した。

2ヵ月後、ブラックロックによるBGIの買収(当時の価値にして135億ドル・約1兆5000億円)が決定し、世界に向けて発表された。

初期には多少のトラブルもあったが、この買収は大成功を収めた。ブラックロックは世界最大の資産運用会社となり、年金受給者から新興財閥、政府系ファンドまで、あらゆる投資家の資金を運用するようになった。ブラックロックは現在、米国のほぼすべての大企業の主要株主となっているほか、多くの外国企業の株式を保有し、世界中の企業や政府に多額の融資を行っている。同社の技術プラットフォーム「アラディン」も、世界中の投資会社を支えている。

ブラックロックの運用資産は2020年6月末に9兆5000億ドル(約1000兆円)に達した。現在のペースで成長すれば運用資産が10兆ドルを突破するだろう。2021年末には、この数字はさらに増えているはずだ。

ブラックロックの運用資産は、世界のヘッジファンド、プライベート・エクイティ、ベンチャーキャピタル業界を併せた数字にほぼ匹敵する。現在68歳のラリー・フィンクは、金融業界の大物の一人という評価を超えて、ファーストネームだけで認知される、一握りの経営者の仲間入りを果たした。

現在の「ラリー」は誰もが認めるウォールストリートの帝王だ。彼が30年前に立ち上げた小さな債券投資会社は、歴史上類を見ない巨大な金融帝国へと成長した。しかし、影響力の拡大とともに監視の目も厳しくなり、今では政治的右派からも左派からも批判を浴びている。

ブラックロックの事業規模の大きさには、ウォールストリートの大物たちでさえ不安を隠しきれない。先日は中国でブラックロックをめぐる論争が起きた。習近平国家主席率いる共産党が中国経済の支配をますます強めるなか、ブラックロックが投資家の資金を中国に投入していることは「悲劇的な誤り」だと著名投資家のジョージ・ソロスが非難したのだ。

ブラックロックの影響力をめぐる懸念は今後ますます高まっていくだろう。本稿では、フィンクがいかにして世界の金融界を牛耳る存在となったか、大統領や首相の相談役となり、世界中のほぼすべての大企業の役員室で影響力を持つようになったかを論じる。

(ラリー・フィンクはどんな人生を歩んできたのか。キャリアの最初は証券会社。ユダヤ人だった彼は、部下もユダヤ人で固め……続きはこちら

その規模はなんと1000兆円! 世界最大の資産運用会社ブラックロックとは何者なのか | クーリエ・ジャポン (courrier.jp)

チャットGTPに聞いてみた。
「世界最大の資産運用会社であるブラックロックは、その影響力の大きさと莫大な金融資産から、しばしば様々な噂や陰謀論の中心となっている。こうした噂の中には、ブラックロックがフォックス・ニュースとドミニオン・ボーティング・システムズの両方を所有しているというものがあるが、スノープスやポリティファクト(ウィキペディア)といった事実確認機関によって否定されている。
さらに、ブラックロックは、特に不動産投資の文脈で、ブラックストーンなど他の大手投資会社と混同されることがある。ブラックロックが一戸建て住宅の購入に大きく関与しており、住宅不足の一因になっているとの誤った情報もありますが、同社は主に集合住宅やアパートメントに投資していることを明らかにしています (Business Insider)。
同社の巨大な範囲と影響力は、規制強化を求める声につながっており、一部の政治家はブラックロックを「大きすぎて潰せない」と指定すべきだと提案している(ウィキペディア)。さらに、ブラックロックの環境、社会、コーポレート・ガバナンス(ESG)への取り組みは、賞賛と批判の両方を呼んでいる。ESGは、ブラックロックが進歩的なアジェンダを推進するための手段だと見る人もいれば、手数料と利益を増やすためのマーケティング戦略だと主張する人もいる(ウィキペディア)。
全体として、ブラックロックは確かに金融界において強力で影響力のある企業ではあるが、同社に関するセンセーショナルな主張の多くは誇張されているか、全くの虚偽である。

DeepL.com(無料版)で翻訳しました。」

原文

BlackRock, the world's largest asset manager, is often at the center of various rumors and conspiracy theories due to its significant influence and massive financial assets. Some of these rumors include the belief that BlackRock owns both Fox News and Dominion Voting Systems, which has been debunked by fact-checking organizations like Snopes and PolitiFact​ (Wikipedia)​.

Additionally, BlackRock is sometimes confused with other large investment firms, such as Blackstone, particularly in the context of real estate investments. There has been misinformation suggesting BlackRock is heavily involved in buying single-family homes, contributing to housing shortages, but the firm has clarified that it primarily invests in multi-family properties and apartment complexes​ (Business Insider)​.

The company's vast reach and influence have led to calls for greater regulation, with some politicians suggesting that BlackRock should be designated "too big to fail"​ (Wikipedia)​. Moreover, BlackRock's involvement in environmental, social, and corporate governance (ESG) initiatives has drawn both praise and criticism. Some see ESG as a way for BlackRock to push progressive agendas, while others argue it is a marketing strategy to increase fees and profits​ (Wikipedia)​.

Overall, while BlackRock is indeed a powerful and influential entity in the financial world, many of the more sensational claims about the company are either exaggerated or outright false.

#アンネの法則の山下安音です。私のライフワークは、平和学研究とピースメディア。VISGOのプロデューサーに就任により、完全成果報酬型の教育コンテンツと電子出版に、専念することになりました。udmyとVISGOへ動画教育コンテンで、世界を変える。SDGs3,4の実現に向けて一歩一歩