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◆イギリス政府のウクライナへの劣化ウラン弾の供与に反対する声明     2024年4月12日

イギリス政府のウクライナへの劣化ウラン弾の供与に反対する声明


英国大使ジュリア・ロングボトム閣下

 私たちは平和と地球環境保護を求める日本の市民です。この度、BBCなどで報道された、貴 国がウクライナ支援のために送る軍事物資の中に劣化ウラン弾が含まれるという事実に驚愕し深 い憂慮の念を抱いております。

 劣化ウラン兵器は人体に有害な影響を与えるアルファ線などの放 射線を放出し、また重金属としての化学的毒性も指摘されています。 実際に国連総会も 2007年以降、繰り返し劣化ウラン兵器の健康や環境に対する危険性を訴え る決議を上げており欧州議会も 2008年5月、劣化ウラン兵器使用の国際的禁止に向けた決議を 採択しております。

 イラク戦争では大量に使われた劣化ウラン兵器による影響で、多くの米兵のみならず貴国の兵 士にも健康被害が報告されています。

 また、イラクの子供達の小児がんの罹患率も現地の医師た ちは相当増加しているとの懸念を表明しています。 このような人体や環境に対し、深刻な負担を与えかねない兵器を貴国がウクライナに供給する ことに改めて懸念と遺憾の意を表せざるを得ません。
 どうかご本国にこのような懸念のあることをお伝えいただき、劣化ウラン兵器が供与、使用な されないようにご尽力頂きたく願っております。
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 国際人権NGOヒューマンライツ・ナウは、イギリス政府がウクライナ支援のために送る軍事物資の中に、劣化ウラン弾が含まれるという事実がBBCなどで報道されたことを受け、これに反対する「イギリス政府のウクライナへの劣化ウラン弾の供与に反対する声明」に賛同しました。

劣化ウラン弾はイラクなどで多くの子どもたちに小児癌を生じさせた兵器で、すでにICBUW(ウラン兵器禁止をめざす国際連盟)は3月24日に抗議声明を出しています。被爆国日本からも反対の声をあげるべく、イギリス大使あての要請書を作成し、2023年4月12日にイギリス大使館に申し入れ、衆議院第一議員会館第一会議室で院内集会と記者会見を開きました。

声明文はこちらからご覧ください
https://prtimes.jp/a/?f=d89764-20230412-0f6d03e3d6d39bcea919e42205d02554.pdf

#アンネの法則の山下安音です。私のライフワークは、平和学研究とピースメディア。VISGOのプロデューサーに就任により、完全成果報酬型の教育コンテンツと電子出版に、専念することになりました。udmyとVISGOへ動画教育コンテンで、世界を変える。SDGs3,4の実現に向けて一歩一歩