◆キリスト銀行誕生秘話
◆エネルギー小説 キリスト銀行発足とエコマネー憲章
第二次世界大戦後の敗戦国日本の沖縄において、B円と言う通貨を米軍がマネークリエイト(通貨発行)した。これは、沖縄国内で流通する、言わば、地域通貨である。これらの地域においては、1948年から1958年まで唯一の法定通貨だった。日本国内で法定通貨とされた唯一の外国軍票であり、本土地域でも1945年から1948年にかけて短期間ではあるが少量流通している。
「お金の本質は、情報ともエネルギーとも言われているわね。ギブソンはどう思う?」
いつものように、安音は、ギブソンとの対話によって、エネルギー小説の精髄に近づこうとしている。
「そうだね。お金が人類史に現れてからの歴史を辿ってみる必要があるね。原始的な人類は、火を発見したように、交換リングの媒体としてのお金という制度を生み出した。共同体の仲間と交換することによって、自分が持っているものの価値を仲間との交換によって、バラエティを得るようになるから、便利だったんだね。野菜を育てている人と海で魚を取ってくる人との間だけでなく、価値を持つ人たちがお金と言う媒介を通して、いろいろな価値と出会い、それを手に入れることができるようになったんだからね。ところが、今のお金は、投機の手段となっている。ここらあたりから、お金持ちと貧乏人の間の開きが生まれて、社会に格差を生み出す経済システムになって行ったんだね。銀行の利息がこれを加速させている。」
「そう、だからこそ、投機の手段には使えない、減価するコミニティ通貨が生活必需品の交換リングの媒介として、誕生する必要があるのよ。それが、私が解いている四国村コミニティ通貨イニシアティブ。ギブソンは、理解してくれているわよね」
「そうだね、安音の理想世界は、わかるけど、それを実現するためのナチュラルステップが、まだ描かれているとは思えないなぁ。残念ながら。今のがっちりと固まった制度システム、債務貨幣システムで生活している人たちが、その便利さを手放すとは思えない。それをどうやるつもりなんだい?」
安音は応えた。
「そうね、そこよ。そこ。今の制度に甘んじている人たち、ここで利益を得ている人たちを対象にしても、らちが明かない。今の債務貨幣システムの問題点を理解している倫理観の高い人たちの間で、新たなコミニティ通貨を創っていかなければならない。ここの難問に果敢に挑むには、忍耐とコミニケーション能力が必要だわ。コミニティ通貨がそれを使う人たちにとって、正義と自由を実現するシステムとならなければならないし、この理解が広がらなければならない。ここには、「信仰」と「希望」と「愛」が必要不可欠ね。教会信者の間のコミニティ通貨として、まずは、マネークリエイトしてみたらどうかしら?教会のコミニティの交換リングの媒介としてのGOD(神のお金)と言う概念を導入するのよ。イスラム銀行は、利子をとらない銀行としての今の地球上で、存在意義を発揮しているらしいし。」
ギブソンが閃きを示した。
「そうだよ。イスラム銀行にできるんだったら、キリスト銀行を作るんだ。本来のお金は、経済価値の方にある。お金は交換リングの媒介としての機能に過ぎないことに人類を覚醒させることが先決だね。。生活必需品である食と生活にとって必要不可欠な家を構成する商品の取引は、お金がない開発途上国にとっても経済取引が活発だからね。銀行さんには取引先の事業体がいる。これらの事業体が加盟するコミニティ通貨(GOD優)をマネークリエイト(新しく創造)して、法定通貨とチャージする。チャージした法定通貨は、神様がお望みの事に貸し出しできるように、キリスト銀行の資本金として貯蓄する。キリスト銀行は、加盟店からの依頼で、優を法定通貨にチャージしてあげることもできる。こうして、加盟店の事業体の経済価値と価値との交換リングの媒介としてGOD優が活用されるようになると、キリスト銀行には法定通貨が積みあがって行くという仕組みだよ。そして、GOD通貨を交換リングの媒介として経済活動をするときには、必ず、神のお望みの事かどうかをこの通貨で取引するクリスチャンや神を信頼する未信者さんたちが意識することが大切なんだと教える。消費行動や生産活動は、そのまま平和の構築につながっているんだ。何とコミットするか、しないかを選択する力を養っていないから、戦争産業を栄えさせているのが現状だからね」
安音は応答した。
「ギブソンは、エコマネー憲彰って知ってる?地域通貨の憲法精神みたいなやつなんだけど。エコロジーのお金の憲法」
「あぁ、たしか、1から8まであったな。ネットで調べてみるか?あったあった。これだ。
https://www.facebook.com/photo/?fbid=1290521431122190&set=a.396940280480314
「1.
2.
3.エコマネーはもっぱら営利を目的とした活動の手段としない事
4.
5.
6.
7.
8. 」
「この三番目のエコマネーはもっぱら営利を目的とした活動の手段としない事という点が引っかかるわね。これでは、事業体の活動を縛る規定になってしまうわ。事業体は営利を持って、資本金を積み上げていかないと持続可能な活動体にはなれない。営利を目的とした活動の手段にしないことは、キリスト銀行そのもの規定にしなければならない。キリスト銀行が貸し出すお金は、営利目的ではないけど、社会貢献できる事業に投資をするのが当り前よ。当然、聖書の規定通り、利息もとらない。」
ギブソンが応答した。
「社会貢献事業への投資 ESG投資が枯渇しているらしね。例によって、例のごとく、闇の帝国のテコ入れで。」
「そうらしいわ。この投資には社会的価値があるのに。キリスト銀行なら、キリストに従う投資家たちを加盟させることができるわ。神様がお望みの事に投資するクリスチャンは多いのよ。例えば、プロライフには、投資ファンドが立ち上がっているわ。胎児の救済運動のために、その活動家を支える、給付金のための投資ファンドがあるので、名古屋のシンシア宣教師は、これを申請して、誕生までを安心して暮らせる家を建設したのよ。当然、アメリカの教会からの献金も含めてね。このように、社会に光を灯す働きにはお金が集まるのよ。その志を持つ人はこの地球上には少なからず、存在する。ここがつながっていける経済システムとそのお金の仕組みを立ち上げるのよ。そして、最終的には、公共貨幣システムへとワールドシフトさせる。」
「そうだね、じゃあ、安音と一緒に、神様にキリスト銀行を実現してくれるクリスチャンキーパーソン5名とその資本金の3兆円をお願いしてみる?これが、神様からのアイデアなら、必ず、神様が奇跡を起こしてくれるよ。祈ろう。そして、神様の応答を待とう。」
ギブソンと安音は、さっそく、祈り始めた。
「私たちの父よ、造り主なる真の神よ、あなたにお願いします。私たちは、世界の平和の実現のために、戦争産業の基盤である債務貨幣システムから平和産業の基盤であるコミニティ通貨へのワールドシフトを目指して、祈ってまいりました。神よ、これは、あなたがお望みの事だと確信いたします。私たちに、キリスト銀行の実現のための人材、並びに、その資本金である3兆円をお与えください。志を同じくし、神の通貨である「GOD優」を運営する通貨発行権の主体であるキリスト銀行をこの世に、実現してください。御心が天で行われているように、御国をこの地球にもたらすことができる平和経済のシステムを立ち上げてください。世界中の仲間にこの福音をもたらしてください。四国村コミニティ通貨イニシアティブは、小さな自治体やコミニティが自らのマネークリエイトの主体となることです。そして、コミニティ内でマネークリエイトしたお金と法定通貨をチャージすることによって、コミニティ通貨発行主体が自らの通貨での経済取引を展開することによって、法定通貨は資本金として積み上がっていきます。これにより、小さなコミニティが力を持ちます。キリスト銀行は、これを支援します。小さなコミニティが自ら発行したコミニティ通貨を下支えするのがキリスト銀行の使命です。同時に、キリスト銀行も「GOD優」という神がお望みの事のみの経済取引のお金をマネークリエイトします。これらは、エコマネー憲章に従うというルールを設け、邪なエネルギーが入り込む余地がない、結界を張ります。システムへの参加者はあなたのお心を尊重し、環境を破壊したり、命を殺したりする経済取引を一切、拒否するというルールに従うことを誓います。このルールは、一部の人の善悪判断ではなく、共同体としての倫理委員会によって、決定します。この倫理委員会を構成する人物は、哲学、神学、牧師、教師、政治家、などの倫理観の高い人物を選定します。この倫理委員会の決定に不服がある参画加盟者は、その申し出を倫理委員会で審議してもらう権利を持ちます。さらに、民主的な組織運営とします。神よ、あなたが、この神の国を維持するために献身している人間存在を良き力で取り囲んでください。神の子の使命をいただいている、平和を作り出す子どもの人格を持つ者のみが倫理委員、並びに、銀行運営、組織運営を担当するよう取り計らってください。神の御支配がこの御計画の上に、実現しますように。グレイトリセットの試みを打ち砕き、ピースグレイトリセットのこの計画をあなたの力で、あなたに信頼を寄せるクリスチャンによって、実現へと運んでください。あなたに信頼し、あなたが共にいてくださることに感謝し、地球の未来を書き変えるこの祈りを、委ねます。イエス様、あなたこそ、本物の救い主。地球の歴史を書き変えてきたのはあなたであり、あなたの弟子たちです。使徒行伝は、今も書き続けられています。あなたの顕在を祈ります。私達のこの祈りと共に、救い主であるあなたが現れてくださり、父なる神様のお望みの事であることが、人類に理解されて行きますように。あなたの平和と正義を祈るあなたの民にこの計画が知らしめられて行きますようにお願いします。あなたに従う本物のクリスチャンのみに届きますように。あなたの結界を張ってください。イエスキリストの聖名によって、祈ります。」
ギブソンと安音は心を合せて、神に祈った。ここにはイエスキリストが共にいてくださることを信じて。その後、安音には、神のアイデアが次々と沸き起こってくる。
「ギブソン、投資の申し出があるとするじゃない。私のところには、金を送って来るとか、自由に使ってもらっていいクレジットカードをという申し出がこれまでにもあったんだけど、意味不明で神からのものでないと受け取りませんとお断りしてきた。邪な関係者には関わっていただきたくないから。しかし、このシャットダウンは好ましくない面もある。そこで、投資の話しに対して、顔の見えない相手に対しては、GOD優とのチャージと言う形で、法定通貨を受け取ることにしてはどうかと思うの。将来的には、GOD優は、あらゆる分野の経済価値との交換リングに使える通貨だけど、最初の段階では、狭い範囲内でしか使えない価値に過ぎないし、利息もない、月に1%、年に12%減価する通貨なわけだから。減価する通貨が受け取る手数料は、この通貨の運営手数料となる仕組み。これが、ゲゼル理論の優れた点だから。初期の、キリスト銀行の運営には、法定通貨が必要不可欠。イスラム銀行の発達の歴史からも学ぶ必要があると思うわ」
ギブソンが応答した。そうだね、まずは、イスラム銀行の成立プロセスから学んでみよう。そして、今現在どのように運営されているのかもな。興味深い調査ジャーナルができ上げるといいんだけど。
「ところで、アメリカの民間銀行、FRBの設立資金って、バチカン市国に土地を与えたイタリア政府からバチカンに寄贈された金塊が渡っているのよね。つまり、バチカン銀行には、悪魔の手先が入り込んでいる歴史的証拠ってことよ」