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志望校選びの基準

具体的に行きたい学校または親が行かせたい学校が決まっていて中学受験をする人はまずいないと思います。
中学受験案内に掲載されている学校は353校にも上ります。

これだけある中から「行きたい」「行かせたい」と思い実力相応の学校を見つけるのはなかなか困難を伴います。
それでは、何を基準に選べばよいのでしょう。

自分が思うところをいくつか挙げていきます。

入学した中学からそのまま高校に進学する生徒の割合が95%以上であること。そして高校卒業が90%以上あること。
退学者が多い、ということは学校に対する不満を持つものが多いという事になりますので、ひとつの目安になると思います。

主要教科の先生の専任教員率が90%を超えている事。
ただし、英語のネイティブ教員は時間講師であっても仕方が無いと思います。先生が安心して働ける職場であることが予想できますので、とても大事なことだと思います。
副教科の先生については、例えば時間講師としてバイオリンの専門家が指導する、書道家の人が指導するなど専門性を持った先生が指導することもあるので、専任教員にこだわる必要は無いと思っています。

校長先生がきちんと学校の魅力を伝えられている事。
学校のリーダーである校長先生。きちんとリーダーシップを取って学校を導いているかどうかはとても大切な視点だと思います。
特にお話が面白い必要はありませんが、学校の教育理念の体現方法をきちんと語っているのかは大切です。また、見極められるようであれば、それを見守る他の先生の視線も大切です。笛吹けど踊り踊らずとなっていないかを見てみましょう。

学校説明会など学校内に入ったときの直感はバカになりません。
言語化できない「何か」が「違うな」と思うわです。

説明会に参加している他の保護者・児童の様子はひとつの参考になります。
その場にいるのは、将来のクラスメイトとママ友となる人たちです。
この人たちとは無理、と思うようであればいくら学校を気に入っていてもやめた方が良いかもしれません。

ほとんどの学校は管理型だと思って良いでしょう。その管理の度合いが違うだけですので、そこにこだわる必要は無いように思っています。


学校の良いところに惚れるのではなく、良くないところをどれだけ許容できるかというのが一番大事です。

志望校選びの基準として参考にしていただければ幸いです。

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