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読むSOZO KOTOTOI RADIO #14 ケリー・マクゴニガル著「スタンフォードのストレスを力に変える教科書」から想像トーク!

毎週木曜AM7:00に更新中の音声コンテンツ「SOZO KOTOTOI RADIO」。このラジオの公式note担当、本間海鳴と申します。こちらのnoteでは、更新されるラジオの要約と、ラジオを聴きながら私が考えたことや想像したことなどを文章の形でお送り致します!

このラジオでは、毎週本の一節を紹介し、そこから着想を得て想像・妄想した、 未来の社会や人の価値観の変化などを超主観トークでお届けしています。

ラジオパーソナリティはオリジナルミュージカルを制作・興行する株式会社Protopia代表の水島さんとアシスタントのわかなまちゃんです。

それでは、第14回の内容も振り返っていきましょう!


今回の一節📗

第14回で取り上げられたのは、ケリー・マクゴニガル著「スタンフォードのストレスを力に変える教科書」からこの一節。

「ストレスのない世界を求めれば、大きな代償を伴います」

ケリー・マクゴニガル著「スタンフォードのストレスを力に変える教科書」

「最新の科学実験と実際のストーリーを元に、困難を乗り越えて強くなる方法」を解説したこちらの本。ストレスは無い方がいいように思えますが……この一節から、どんな妄想が広がっていくのでしょうか?

第14回目のトーク内容💭

今回の主なトークテーマは、『適度なストレスの重要性』について。

現代の私たちは「ストレス」という言葉になんとなく悪いイメージを持っています。
その理由について、ラジオの中では「ストレスを悪者にすれば、ビジネスチャンスが生まれるから」ではないかと話が進みます。ストレスレスで便利な商品を売るためには、ストレスが悪者でなくてはいけません。
つまり「ストレスは悪いもの」というのは、事実ではなく洗脳の可能性があるのです。

では、実際にストレスとは悪いものなのでしょうか。
今回紹介された本によると、「ストレスを適度に与えれば、より活力が増す」ようです。
人にはそもそも、体と精神に「負荷に対応する仕組み」を持っています。ですから、適度にストレスを感じて辛いとき、人はそれに対処しようとします。上手くストレスを受け入れて対処するとき、成長することができます。そして、自分で解決策を見つけて成長できたとき、人は「楽しい」と感じます。
つまり、ストレスは全てが悪いわけではありません。人間には、適度なストレスが必要なのです。

ストレスから得られることはたくさんある、という気付きから、一つのストーリーアイデアが生まれていきます。
タイトルは、『君と私のエンブレム』。舞台は、とある実験都市。その都市の住民は全員、「ストレスを取り去ってくれる腕輪」を付けています。しかしある日、主人公の腕輪が破損。それをきっかけに、主人公は世界を鮮明に感じ取れるようになります。やがて、人間が生きる上でストレスは必要であるということに気付いていくのです。

人間には、適度なストレスが必要です。でも、現代社会にはストレスレスな商品があふれています。
そこからさらに、妄想が広がっていきます。これからは、ストレスが売れる社会になるかもしれません。
もしストレスの必要性が見直されたとしたら、どんな商品が販売されるようになるのでしょうか。「いい感じに調理された適度なストレス」が販売されていたら、皆さんは買いますか?

本間の感想🤔

ストレスとの向き合い方を考え直せるような、面白い回でした!

今回の話で一番納得したのは、「これからはストレスが売れる」というところです。私もこれに似たことをずっと考えていたのですが、どう言語化していいか分かっていませんでした。すごくしっくりくる言い回しです。

最近のエンタメ、心に負荷をかけるものが多い気がしませんか? 
例えば、少し前にTwitterで大流行りしたのは『タコピーの原罪』。可愛らしくて無知な地球外生命体「タコピー」が、地球のどろどろした友情・家庭環境・人間に巻き込まれてもみくちゃにされていく物語でした。この物語が、とにかく苦しい。歯車が全部食い違って、一度転がり出した悪意が止められない。まさに、ストレスを感じる物語です。

どうしてみんなわざわざ、苦しくて辛くて後味の悪い物語を見てしまうのか。その理由をずっと探していたのですが、ようやく分かりました。私たちは『ストレスを買っていた』んですね。

でも考えてみると、このサイクルが人間にとって一番心地よいのかもしれません。自分たちの体と心は、ストレスフルに。必要な負荷は、フィクションの登場人物に背負わせる。そうすれば、自分は傷つかないけど適度な負荷を感じることはできる。
これから先、エンタメが担う役割は、もしかすると「ストレス」になっていくのかもしれません。ストレス発散のために楽しむものだったエンタメが、今となってはストレスそのものを提供するようになっている。
上手く言えませんが、将来、教科書に載りそうな歴史の移り変わりを見ているようで、私個人としてはわくわくしてしまっています。

皆さんは、ストレスとどのように付き合っていますか?

↓↓第14回目の本編はこちらからお聞きになれます↓↓

タイトルにもなっている「KOTOTOI(言問)」には、「共に語ること」という意味があります。このラジオを通して、パーソナリティであるお二人の想像・妄想を広く知ってもらうこと、そして、リスナーの想像・妄想も広げ、色々な意見や考えを互いに知ることを目的としています。誰かの妄想から着想を得て、自分の想像力をどんどん豊かにしていくのが「KOTOTOIラジオ」の目指すところらしいです。

聴いた人の想像力も刺激し、新たな考え方を取り込むことができる「SOZO KOTOTOI RADIO」。本編ラジオも、noteも、どうぞよろしくお願いいたします。ぜひ皆さんの想像・妄想もお聞かせください!

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