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読むSOZO KOTOTOI RADIO #6:熊井 三治 / 藤井 真一 著「失感情症の時代を生きる」から、想像トーク!

毎週木曜AM7:00に更新中の音声コンテンツ「SOZO KOTOTOI RADIO」。このラジオの公式note担当、本間海鳴と申します。こちらのnoteでは、更新されるラジオの要約と、ラジオを聴きながら私が考えたことや想像したことなどを文章の形でお送り致します!

このラジオでは、毎週本の一節を紹介し、そこから着想を得て想像・妄想した、 未来の社会や人の価値観の変化などを超主観トークでお届けしています。

ラジオパーソナリティはオリジナルミュージカルを制作・興行する株式会社Protopia代表の水島さんとアシスタントのわかなまちゃんです。

それでは、第六回の内容も振り返っていきましょう!


今回の一節📗

第六回で取り上げられたのは、熊井 三治 / 藤井 真一 著「失感情症の時代を生きる」からこの一節。

「失感情症とは、心の葛藤を言葉で表現することが困難であったり、自分の感情に対する気付きが失われた状態になっていることを意味している」

熊井 三治 / 藤井 真一 著「失感情症の時代を生きる」

先進国を中心とした、ストレス社会に広がりつつある21世紀の病『失感情症』。現代人に忍び寄る心の汚染について説明されたこの本の一節から、今回はどんな妄想が広がっていくのでしょうか?

第六回目のトーク内容💭

今回のトークテーマ、『失感情症』について心当たりがある方も多いのでは? 失感情症とは社会の意見に合わせるため・自分を守るために感情を押し殺すことで、結果として自分の感情が分からなくなってしまう病気
「感情よりも、起きた事柄を述べる」「空想力や想像力が欠けている」「人と気持ちを通じ合わせるのが難しい」などが症例として挙げられています。

ある特定の時期から、授業中に手を挙げなくなった人は多いのではないでしょうか。あるいは、会社の上司や同期に合わせようとして、自分の感情をないがしろにしてしまったことはないでしょうか。
そんな社会生活を送っていく中で、脳が感情を知覚する機能を停止させてしまい、もしかしたらあなたも、妄想・想像・人への感情移入が難しくなってしまっているかも

今回紹介されている本は、なんと出版が1993年。つまり、『失感情症』は約30年前から危惧されていたことだったのです。
この『失感情症』は、「自分の感情をきちんと理解する」ことで治療することができます。認知できないからといって、感情がすっかり失われてしまったわけではないはず。何か心が動いたときに、自分は今どういう感情なのか、口に出したり書き出したりして、言葉にするよう心掛けることで徐々に治すことができます。

何よりも、『感情』が自分にとって大切な物であるということを認知することが必要です。それを伝えるために、一つのストーリーアイデアが生まれました。
主人公は、熟年離婚した怒りっぽい男性。男性がひょんなことから共同生活を送ることになるのは、『失感情症』の子供。感情的な男性と、感情が上手く出せない子供が、関わりの中で感情のコントロール方法を学んでいく……という非常にハートフルな物語。

この物語、パーソナリティである水島さんの中ではかなり細かいプロットまで出来上がっているそう。SOZO KOTOTOI RADIOでは、このプロットを形にしてくれる人を探しております。ぜひお声がけくださいね!

本間の感想🤔

うわ~! 私って『失感情症』だったのか! という気付きが得られる回でした。最近なんか脳みそ自体が変わってしまったような気がしてたんですが、その理由が分かった気がします。しかもその弊害なのか、「理由を説明できないけどなんかイライラする」みたいな、触れる人みんな傷つけるボマー(爆弾魔)になっていました。その理由が分かったので、感じたことをきちんと言語化できるようになりたいです。

私は深夜ラジオが大好きなのですが、今考えてみると、エピソードトークが面白いラジオパーソナリティはみんな『喜怒哀楽』に忠実な人が本当に多いのです。例えば、「公園に落ちてたゴミが面白かった」とか「ウーバー配達員にクソ腹立った」とか「娘の方から外出に誘ってくれてはしゃいじゃった」とか。本当に生活の些細なことで、大袈裟に『喜怒哀楽』を動かしている。おそらくトークのために気をつけておられるんだと思いますが、これって現代人が最も必要なスキルなのかもしれません。私も、毎日感じた喜怒哀楽をちゃんと数えてみようかな。

でも、どうあがいても結局、これから先の人間は感情をどんどん失っていくのかもしれません。そういう時代の動きなんだろうな、と思います。だから将来、感情を持っているのはロボットの方、なんてことも有り得るのかも。
時は遥か未来。効率を求めるがあまり感情を忘れてしまった人間。彼らに『感情』を教えるため、過去の文献なんかを頼りに『喜怒哀楽』を組み込んだロボットが開発され、人間に配布される。ロボットは、「嬉しい」ことが起こると笑い声を上げたり、「悲しい」ことが起こると目から水を流したりする。結局感情を知らない人間が作ったロボットなので、そのロボット自体の感情は『喜怒哀楽』の4つしかない。人間はそのロボットと触れ合うことで、『喜怒哀楽』以外の感情があることにも気付き始め、その感情に名前を付け始めて……みたいなストーリーとか、どうですかね?
現在はしっかり『失感情症』を患ってしまっている私なので、さらに妄想力を鍛えて、面白い物語が作れるようになりたいですね!

皆様は『失感情症』についてどう思いますか? どうやって治療していくといいと思いますか?


↓↓第六回目の本編はこちらからお聞きになれます↓↓

タイトルにもなっている「KOTOTOI(言問)」には、「共に語ること」という意味があります。このラジオを通して、パーソナリティであるお二人の想像・妄想を広く知ってもらうこと、そして、リスナーの想像・妄想も広げ、色々な意見や考えを互いに知ることを目的としています。誰かの妄想から着想を得て、自分の想像力をどんどん豊かにしていくのが「KOTOTOIラジオ」の目指すところらしいです。

聴いた人の想像力も刺激し、新たな考え方を取り込むことができる「SOZO KOTOTOI RADIO」。本編ラジオも、noteも、どうぞよろしくお願いいたします。ぜひ皆さんの想像・妄想もお聞かせください!

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