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0120 - 紙質がだとか色だとか

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仕事柄、デザイナーさんと関わる機会が多いのだが、今一緒に案件を進めているデザイナー『Mさん(イニシャル)』がとても頼もしい。

仕事の相談でデザイナーさんを選ばせてもらう場合、想定している完成形と親和性が高いかどうかは、その人が得意とするテイストで決めることが一般的だろう。

今進めている案件でMさんに声をかけたのも、テイストで判断した結果。なので、作ってくれたデザイン自体も充分すぎるほど素晴らしく、Mさんに頼んで良かったなと思っているが、更に大正解だったなと感じるのは『紙に印刷された場合にどんな色味になるか詳しい』という点。

商品パッケージ、包装紙、紙袋、リーフレットなどなど印刷物の多い案件なのだが、ツルツルの紙にするかザラザラの紙にするか、真っ白の紙にするかクリーム色の紙にするか等々で、同じデータで印刷発注しても、出来上がりの印象はガラリと変わる。それら全てをMさんは把握できており、選んだ紙質によってデータ側の色味を調整してくれるのだ。

そんなMさんに『これ手元にあると便利ですよ』と言われ、プリントパックのサンプルセットを取り寄せた。

届いたのがコレ。

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無料サンプルなので、住民税の支払い用紙のような郵便物を想像していたが、そんな生易しいものではなかった。手元に来たのは、小学館『6大ふろく付き小学一年生』のように厚くズッシリどっさりとした束。

このサンプルのおかげで、メッセンジャーやZoom越しの打ち合わせでも『マットコート220kgもいいけど、やっぱりミラー上質180kgにしましょう』といった具合に『紙質』を選ぶことができて便利。そして、その選んだ紙質に合わせて『完成したデザインと同じような色味』が出るようにMさんはデータ側を調整してくれる。そんな流れを経た印刷物の仕上がりは、まさに理想通り。胴上げして讃えたくなるレベル。

デジタルであれこれカタチにできるのももちろん頼もしい。更にアナログにも強いというのは心底頼もしい。今後、印刷物が絡む案件でデザイナーさんに相談する場合、確認すべきポイントに『紙質の理解度』を追加せねばである。

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