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0485 - フルーツを好まない理由

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最近「食」について語っていた場で、好きな食べ物や嫌いな食べ物の話になった。

なんやかんやで大人になると「絶対に無理」てものはほとんど無いよね、その代わり「自分から好んで食べないもの」はあるよね、という意見で一致したのだが、1人の人物が「好んで食べないもの」としてフルーツを挙げていて、その理由が興味深かった。

【フルーツを好まない理由:味にバラつきが大きくて、食べるまで自分好みの美味しさなのかどうかが分からないから】

だそうだ。

肉や野菜であれば基本的に調理として味をつける。生野菜であればドレッシングなどかけて食べるし、刺身も醤油をつけて食べる。対してフルーツは基本的には皮を剥くなりカットするなりで、そのまま食べることがほとんどだ。ヨーグルトに入れたり、ケーキに添えたり、苺をコンデンスミルクにつけて食べたりすることもあるが、それはあくまで変化球。お店に行って同じ棚に並んでいる同じフルーツを購入しても、甘い酸っぱいなどの度合いは、口にするまで分からない。

ある日購入した果物が美味しくて、後日同じお店で同じ生産者の果物を購入しても、期待していたのと味が違って少しガッカリしたことあるある。もちろん逆パターンで、前回以上に美味しくて感動したこともあるが、結局それらも食べるまでどうなのかは分からない。

中には糖度が記載されているものもあるけど圧倒的に少数派。安定した味を求めるなら缶詰を選ぶのが良いかもだが、あれも結局はシロップの味。野菜にドレッシングをかけて食べるのと変わらない。

味付けなどせず、文字通り「素材そのままの味」を楽しむのが基本スタイルなフルーツ。食べるまで自分好みの美味しさなのか分からないって、言われてみればその通りだけど今まで気にしたことが全く無かったな。目から鱗だな。

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