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0092 - 四半世紀以上ぶりに訪れた場所

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少し前の話だが、ふと、小学校の時に社会科見学(遠足?)として訪れたっきりになってる施設があるなと思い出し、プラリと行ってみたのがココ。

浜岡原子力館
http://www.chuden.co.jp/hamaoka-pr/

東日本大震災以降、原発については様々な意見が交わされているが(もちろん僕は僕なりに思うところがある)、あくまで今回訪れたのは『子どもの頃に行った施設として現在どうなっているのか興味が湧いた』という単純な理由。(この記事においては原発を肯定する意思、否定する意思、どちらも含まないのであしからず)

家からは車で30分弱。国道150号線に出てひたすら東(御前崎方面)へ向けて走ると到着。

駐車場(無料)に停めて原子力館へ。

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入り口はこんな感じ。

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ちなみに入館無料。行ったことだけ覚えていて中がどうだったかまでの記憶はほとんど無し。正直まったく期待せず、軽く覗いておしまいだろうなと思っていた……が。

予想以上にちゃんとしてるじゃないか。

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予想以上にちゃんと楽しめる雰囲気じゃないか。

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予想以上に展示物がちゃんとしてるじゃないか。

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予想以上にキレイじゃないか。

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予想以上に等身大・原寸大の展示物が多いじゃないか。

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外観は当時の面影が残っていたが、中身は全体的に大幅リニューアルした模様。開館は9〜17時で訪れたのは13時頃。平日ということもあってか見事に見学者は自分1人だけ。一抹の寂しさを覚えつつも、周囲に気を遣う必要が無いので興味が湧いたものには遠慮なく触れてみることに。

原子力館という名前なだけあって『原子力ってこんなに素晴らしいんだよ』という啓蒙を兼ねた、世間の批判的な意見を打ち消すために良い部分だけ刷り込ませるタイプの展示かと思いきや、意外や意外、むしろ原子力の扱いは控えめ。館内を通して、風力、太陽光、天然ガスなども含めて『生活と電気』といったテーマで統一している印象。

単に眺める&読むだけではなく、めくったりスイッチ押したりクイズに答えたり体験したりといった『アクション&リアクション』の発生するものが多く、飽きずに楽しめる。

途中にあった『エコライフQUIZコーナー』にも(半分ヤケで)挑戦してみた。

暗い空間に1人きり。

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他者エントリー待ちの時間が永遠のように長く感じる。

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正解しても不思議と嬉しくない。

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不正解でも全く悔しくない。

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司会キャラクターが事あるごとに「みんなは」と話しかけてくるのが胸にグサグサ突き刺さる。そして、いよいよエコライフリーダーの発表だ。

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結果は嫌でも目に見えているので、1ミリもドキドキしなかった。

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童心に帰ることもなく、とても冷静に堪能できた。(違う意味で大満足)

ちなみに、展望台もある。

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残念ながら撮影禁止。

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展望台からは、眼下に浜岡原子力館発電所(1〜5号機)。その先に、ちょびっと話題になった防波壁。そして太平洋。

普段まじまじ眺めることのない施設の全体図と、御前崎の灯台とは違った見え方の海が広がる。ここでしか楽しめない景色が楽しめるという点で、なかなかに良い展望台だと思う。警備員さんによると「もっと晴れた冬場なら、反対側には富士山がすごくキレイに見えるんですよ」とのこと。

今回は上映時間のタイミングが合わなくてスルーしたが、ユウユウシアターという映画が観られる場所まである。もちろんコチラも無料。しかも、ちゃんと面白そうなラインナップじゃないか。

小学生以来、四半世紀以上ぶりに訪れた原子力館。最初は「30分もあれば一通り回れるだろう」なんて高を括っていたが、気づけば2時間以上たっぷり堪能。正直ナメてたなー、思っている以上に楽しかったなーというのが素直な感想だ。

見方を変えれば『無料で楽しめる中規模の科学館』なわけで、子連れの遊び場としては(雨の日でも遊べるし)とてもお得な場所だと思う。実際、友人と御前崎へ行ったついでで改めて日曜日に軽く立ち寄ってみたのだが、平日とは打って変わり親子連れで賑わっていた。

結局ユウユウシアターは未体験なままなので、近いうちにもう1度行かねばなと思っている。

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