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人ごとではない

暑いですね〜
昨日は日曜日で、本来は私の掃除デーなのですが、だるくて眠くて、何もしない日曜日をすることにしました。

したがって夕食も、近所のフードコートのようなところへ。
そこは、社食、学食のように注文したらトレーに乗せたお料理を自分で自分の席に運ぶシステム。

というわけで、自分のものは自分で運んで食事をしていたら、注文するところにご高齢のご夫婦が。

おじいさんは杖をついていて、おばあさんは背中が丸くなってちっちゃい。動きはゆっくりゆっくりで、危なっかしく見えます。つい、大丈夫かな?と、その姿を目で追ってしまいましたが、無事にテーブルについて食事をしていました。

私たちは食べ終わり、トレーを返却口に返しに行こうとしたとき、ふと見ると、おばあさんが二人分(おじいさん+おばあさん)の食器を重ねたトレーにのせてゆっくりゆっくり歩いて来ます。(大きめトレー2枚とお皿2枚ほかの重さは、なかなかのものです)

お〜! 大変!! これはいけない!!!
慌てて自分のトレーを返却口に返して、思わずおばあさんに走り寄ってトレーを受け取りました。・・そのくらい、おばあさんはよろよろしていたのです。

おばあさんは一瞬、びっくりしたように私を見てから、ちょっと照れくさそうな笑顔で丁寧にお礼を言ってくれました。

本当はそのようなヨロヨロゆっくりなことに慣れているかもしれないし、それがあのご夫婦の日常生活なのかもしれません。
「そんな、あなた、ナメてもらっちゃこまるわよ〜」っていうくらい、おばあさんの体幹は実はしっかりしていたかもしれませんが、私はとっさに動いてしまったのです。

私もいつか、きっと、誰かの手を借りなくてはいけなくなる。きっとよそから見たら危なっかしく見える動作になる。人ごとじゃない。
それに何より、長く生きて来た人に対するリスペクトとサポートは、ごく当たり前なことで大切に思っているのです。

・・・ちょっとおせっかいだったかもしれないけれど、まぁ、いいや。



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