再会

昨日、お医者さんに行った時のこと。待合室で何気なく本棚をながめていたら、目に飛び込んで来た名前、絵・帆足次郎。
私が大学4年生の時にデッサンを習っていた絵の先生、帆足先生の絵の絵本!
思わぬ再会でした。

ひとのからだ 毛利子来・作 帆足二郎・絵 岩崎書店

先生のアトリエのストーブの匂い、古い家の匂い、ぽてっとしたお湯呑みでお茶を出してくれる先生の奥さまの碧色のセーター。一瞬で甦った。懐かしい。先生が生きていらしたら、もうすぐ100歳!

ゴッホの古びた靴の絵、ジャガイモを食べる人たちの絵、実は帆足先生の模写で初めて見たのです。

ゴッホ「古靴」1886年

いろんな人との出会いと別れで、今ここにいるのだなぁと思います。
今ここにはいない記憶の中の人たちが心の栄養となって、今ここにいる私。
誰かからもらった素敵なものは、まず感謝して私から誰かへとバトンを渡していきたいなと思います。

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