熊谷徹「なぜドイツは原発を捨てたのか」について

ハイキング中のドイツの元ネタこと熊谷徹氏が「なぜドイツでは原子力発電を捨てられたのか」について魂を込めておよそ8000字で書いたようです。

画像1


はっきり言えばドイツは反原発政策しても大して温室効果ガスを減らせてないんですよね。

メルケル首相は反原発・再エネ推進して大して温室効果ガス減ってないのに、2022年までには原子力発電を全廃して更に2038年までには石炭火力発電を廃止すると宣言してて無理ありすぎなんだよな。



ドイツのエネルギー政策への批判はあります。ドイツの環境専門家からの批判。


原子力発電と石炭火力発電の両方廃止した場合は再生可能エネルギー(太陽光発電や風力発電)とLNG火力発電で補うのでしょうけど、LNGの燃料のコストは高いし、補給ために天然ガスをロシアとかからでも輸入しないいけなくなるだろうからエネルギー的な意味での安全保障上の問題が出てくる可能性はあると思います。太陽光発電と風力発電は出力が不安定でエネルギー密度も低いので主力電源として使うのは厳しいんですよね。

それでは日本はどうするべきなのか、私としてはドイツがエネルギー政策で失敗して電気代上昇したりして苦しもうが知ったこっちゃありませんけど、同じようことを日本でやるのはやめてほしいですね。そのためにも原発再稼働と2030年までに小型原子炉を開発する必要があると思います。自動車もEVに移行しようとか脱炭素社会宣言した以上、やらないとまずいと思います。


再エネ(太陽光と風力)は大きい土地が必要なんですけど、日本ではおそらくもう増やす余地があまり残っていないだろうから無理でしょう。それにエネルギー密度(エネルギー効率とも)も低いですし。水力発電は自然エネルギーの中ではエネルギー密度は高いんですが、ダムの予定地がないでしょうから新設は厳しいんじゃないかと思う。太陽光ですけど、これ以上山林を切り拓いてたらで森林伐採による環境破壊と災害時でのリスク、川が汚れる問題があるんですよ。メガソーラーなんか莫大な土地が必要なうえエネルギー密度は低い方で、リスクありますし。

もちろん、原子力発電について事故のリスクがないとか被害はないとか言ってるわけではないですよ。一応ね。福島の原発事故は地震による振動ではなく津波による浸水が原因なんですよね。

あと原子力発電に関して冷静な意見を述べた記事だと思う。原子力発電にも事故のリスクと被害はあるから。それは起こらないようにしないといけませんが、環境問題の解決策という観点から見れば原発は有用性・必要性はあるんですよね。



おまけ:

環境問題関係で電気自動車について、電気自動車(EV)に関してはバッテリー資源(南鳥島付近に大量ある)の確保は必要で、そこに予算を投じたほうがいいでしょう。

電気自動車のバッテリーの原料不足への懸念は指摘されてます。

アメリカでは、グランホルム エネルギー庁長官は米国は電気自動車(EV)の車載電池用の鉱物資源(リチウム、レアアース等)の採掘を増やす必要があると主張してますね。


EVと二酸化炭素の排出に関係としてこのnoteも紹介しておきます。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?