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高崎北高校1年生から企業インタビューを受けました

こんにちは。
株式会社プロタゴワークスあかねです。

今日は、高崎北高校1年生の“探求の授業”の一環で「地域の中小企業へのインタビューを実施する」という事で、オンラインでのインタビューを受けました。

3名一組の学生さんからウチの会社がインタビューを受けるという形式で、二組の学生チームから計2時間に渡ってインタビューをしてもらいました。

「インタビューを受ける」なんて、僕たちにとってはとても嬉しい限りです。

何しろ、相手側が興味を持ってウチの会社や仕事について話を聞いてもらえるわけなんです。普段は、基本的には、僕たちから相手側に対して「ウチの会社ってこういう会社です」とか「ウチのやってることってこういう仕事です」なんて事を積極的に発信していかないとなかなか理解してもらう事が難しかったりするという現実に直面するケースが多いのですが、今日は、(授業という最大の理由はありますが)相手側が「知りたい」と思っている状態で話を聞いてきてくれるという、僕たちからすると「有り得ない状況」が最初から発生しているんです。いつもだったら、文字通り、苦心惨憺して“なんとかウチの話を聞いてもらう為の取り組み”をしているにもかかわらず。これが、嬉しがらずにいられましょうか。

そんな、高校生からのインタビューでしたが、二組からのインタビューを終えた今感じているのは、「この話を受けて本当に良かった」という事です。

じゃあ、何が良かったのかという事になりますが、一番良かったと感じているのは、みんな真剣に質問をしてきてくれたというところです。

合計で6名の高校生1年生とお話をさせてもらったわけですが、スタートは恐らく台本通りの説明や受け答えだったんだとは思います。何しろ、仕事なんてした事も無ければイメージすらつかないような状態で質問を事前に作らないといけなかったようなので。でも、その台本からスタートして、僕たちがそれに応えていく中で、そこで出てきた話を聞いて、そこから先は決して台本には無い流れになっていくわけですが、その流れの中で出てきたモノを掴んで考えてそこからまた質問を投げかけてくれる。そんなやり取りが自然に発生していました。

このやり取りをしながら、僕はとても「心地よさ」を感じていました。

これが、全ての質問が予め用意した物を、流れも関係無くただただ投げかけられ続けるような、インタビューとは名ばかりの「やっつけ仕事」みたいな感じだったとしたら、こんな感想を抱く事は出来なかっただろうなと思うんです。

実際、そんな体験を、以前勤めていた会社で「とある媒体の取材を受けるという案件」の際に喰らった事があるんですが、あれは本当に今思い出しても何だったんだろうと思うような体験でした。

予め、その媒体側が用意した“答え”のようなモノがあって、それに当て嵌まるように同じような事を聞かれ続け、当て嵌まらない受け答えをすると、なんとか誘導してそこに当て嵌まるように話をやや強引にまとめられ、最終的にはそれが記事という形になっていて、「こんな話してないんだけどなあ。取材って何なんだろう?」と思う事がありました。今から考えると、この時に感じていたのは、僕の話を聞いているわけではなくて、自分の作りたい記事にするための材料を探す為に使われただけで“取材”とは名ばかりだったんだなあという事です。

だからこそ、今日のインタビューは、それとは全く違って「心地よさ」を感じられたんだと思います。

いわゆる、自他ともに“プロ”だと認められて“取材”をしていたその媒体の人に比べて、“取材のアマチュア”ですらない“ド素人”の高校1年生たちによるインタビューから本来の意味での「話を聴く」という、真剣でかつ熱心な姿勢を感じ取らせてもらえました。それが「心地よさ」に繋がっていたんだと思っています。

インタビューを受けていた1時間の中で、どの高校生についても、開始当初の状態と比べて、何だかは正確にはわからないけど何らかの変化が起きていたような感じを受けましたし、実際に、全員からインタビューを終えた後の感想を聞かせてもらったんですが、インタビューに臨む前と終えた後の自分自身に「何らかの変化」が起きているというような話をしてくれた学生さんがほとんどでした(願わくば、もっとその高校生たちの話を聴かせてもらいたいと思いましたが、いかんせん1時間という授業の時間の縛りがあるのでそうもいかず終了になりましたが)。

もちろん、“インタビューを受ける側”であっても、僕たちはいつも通り「対話の実践者」としてそこに臨んでいるだけです。

なので、“こういうことが起きる可能性”については、「まあ、あるかもしれないし無いかもしれないし、それはその時になってみないとわかりません」という感じではありますが、“こういうことが起きた”という事実があるという事は、そこに臨んだ学生さん達自身が、「問い、考え、語る」という事を実践したという証なんじゃないのかなと思っています。

そして、それが僕の感じた「心地よさ」の正体のうちの一つなのかもしれません。

なので、今日のインタビューについて、僕個人としては「とても対話的なインタビューでした」という感想すら持っています。

今日のインタビューのように、“聴く側”も“話す側”もお互いに真剣に「相手の話を聴いて話す」という対話的な姿勢で臨む事が出来るのであれば、それが“ド素人”だろうが“プロ”だろうが、専門知識や技術が“有ろうが”“無かろうが”、生きてきた年数が“長かろうが”“短かろうが”その人の所属とか肩書とか背負ってると思ってるモノとかとは1㎜も何の相関関係も無くて、その取り組む姿勢だけが「面白いモノ」にもするし「つまらないモノ」にもするんだなあと感じました。

今日出会った高校生たちの姿勢は、本当に“真摯”だったなとあらためて感じていますし、自分達も今日の彼らと同じようにその瞬間の自分に出来る精一杯で真剣に物事に取り組むその“真摯さ”という素敵な姿勢を忘れずに持ってい続けたいと思っています。

お陰様で、とても貴重な体験をさせていただき、本当に大切な事を、あらためて再認識する事が出来ました。



高崎北高校のみなさん、本日は当社へのインタビューをしていただき誠にありがとうございました。


インタビュー後にお伝えした通り、何かあれば、そして、何も無くても、いつでもお気軽にご連絡下さいね。

また皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。



あかね

株式会社プロタゴワークス

https://www.protagoworks.com/


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