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シンガポールへの入国(9月17日発表)状況と感染者が1000人を超えた件

9月18日、Covit-19の新規市中感染者数は、とうとう1,000人を超えました。
9月20日(月)現在、政府からはの規制厳格化の発表はありません。

前日9月17日には、きちんと政府(厚生大臣)からもうすぐ1,000人を超えるという発表もあったし……

Singapore's daily COVID-19 cases likely to hit 1,000 soon: Ong Ye Kung

こうやって、大臣自らが発表するのって、とっても大事だと思います。
事前に何も言われないで、1,000人を超えた発表を見るのはやはり精神衛生上良くない気がします。

後は、大臣の発表の仕方。
”It is not unexpected"
個人的にはこういう言い方とっても好きです。
英語圏の人は、よく使いますよね…二重否定。

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9月19日の状況はと言うと、
ICUに入っている人は、3人。
13人が比較的症状が重い人達です。

これだけ一日の新規感染者数が増えても、新しい規制が発表されないところと見ると、
「重症者が押さえられれば、ある程度の感染者数増加は容認する。」
と言う政策に完全に方向転換をしたと言うことでしょうか?

少しずつ、国を開く準備をしているのか?

ただ、個人的に気になるの点があります。
それは、これまで押さえ込みがきちんとできていた、
外国人労働者の寮での感染者が増えてきたことです。
こちらは、爆発的な感染を引き起こす可能性があるので、何か策を講じてほしいと思います。

入国に際しての条件にも変更がありました

9月17日(金)の夜には、これまた保健省から、
シンガポール入国に際しての新しい条件が発表されました。

S'pore eases restrictions for travellers from more countries; those from Indonesia can transit here

こちらは、規制緩和の動きが見られます。
大きな変更としては、今まで禁止されていたインドネシアからの入国が可能になった事。(トランジットも含む)

これは、多分メイドさんの入国規制を少し緩和したいのでは無いかと、勝手に予想していますが。

カテゴリーついて少しだけ、説明します。


ここで、カテゴリーについて説明します。

*コロナになってから、こういう表が頻繁に使われるようになったシンガポールです。
文章を読むのは、面倒だけど、こうやって表になっているとわかりやすいですよね。ありがたいことです。

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Todayより掲載


カテゴリー1
カテゴリー1に属しているのは、香港、マカオ、中国(メインランド)台湾の4つの地域。

これらの地域から入国した場合、隔離はありません。
入国の際に行われるPCR検査で陰性が出れば、
検査結果が発表された日(通常は半日ぐらいで結果が届きます)から通常の生活を送ることができます。
出発国におけるPCRテストも、必要ありません。

台湾が一時このカテゴリーから外れていましたが、
しばらく前に復活しています。

しかし、このカテゴリー。
見事に中華圏の国ばかりが、並んでいます。
決められたことをきちんと守る習慣があるのか……

一時は感染者0だったニュージランドとオーストラリアは、
カテゴリー2になってしまいました。

カテゴリー2
カテゴリー2に属している国は、オーストラリア、ブルネイ、カナダ、ドイツ、ニュージーランド、ポーランド、韓国、サウジアラビアの8カ国。

カテゴリー2の国は、隔離期間は7日になります。
隔離完了後にPCR検査を受ける事が義務づけられています。
隔離施設では無く、自宅での隔離が可能です。

自宅以外の隔離施設は、カテゴリー3の施設とは異なります。
*入国の際のホテル予約でこのあたりがややこしくなります。

今まで、隔離免除だった、オーストラリア、ブルネイ、ニュージーランドは隔離対象国になってしまいした。

反対に、緩和されたのは、ポーランドとサウジアラビアの2カ国。
今回の変更で、7日間の隔離、それも自宅隔離が可能になりました。

以前は香港のみがこのカテゴリーだったのですが、
相手国の感染者数によってこのカテゴリー分けは、
めまぐるしく変わります。

残念ながら、日本はカテゴリー3のまま。
14日間の隔離期間が必要です。

ちなみにブルネイとドイツとは、Vaccinated Travel Lanes (VTL)の条約(8月19日発表、9月8日開始)を交わしており、ワクチン接種者は、特定の航空機利用により、隔離なし&観光での渡航が可能になりました。


カテゴリー3と4の違いは?

この表だけでは、ちょっとわかりにくいのが、カテゴリー3と4の違い。
カテゴリー3は、自宅での隔離が可能だけれど、4は、政府指定の施設での隔離のみが認められていると言うことです。

日本はこのカテゴリー3に属しています。

どこまで感染者が増えていくのだろうか?

ワクチン接種から一定期間が経過すると、免疫を担う抗体が減少するとの報告が各国で相次いでいます。
この報告を受けて、ワクチン完全接種者の割合が80%を超えたシンガポールでも、60才以上と抗体ができていない人の為のブースター接種が9月15日から開始されました。

一日の新規感染者数が2,000人ぐらいまでに達するのは、すでに想定済みと言っていたシンガポール政府ですが、
本当にこのまま感染者数増加を容認するのか?
それとも何か策を講じるのか?
そして国民はこの状況をどんな風に捉えているのか?
色々気になるシンガポールです。


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