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シンガポールのインターナショナルスクールの紹介:ダルウィッチ ・カレッジ シンガポール

前回に引き続き、シンガポールのインターナショナルスクールをご紹介します。
第二弾はダルウィッチ ・カレッジ  シンガポールです。

まずは、簡単な学校紹介から

ダルウィッチ ・カレッジ  シンガポールの母体は、
イギリスにあるダルウィッチ・カレッジ
創設されたのが、1619年という伝統ある学校です。

この、ダルウィッチ ・カレッジ は2003年からアジアにインターナショナルスクールを展開しています。
その5番目の学校として、2014年シンガポールに開校されたのが、ダルウィッチ ・カレッジ  シンガポールです。

ダルウィッチ ・カレッジ  シンガポールでは、2才から18才までの生徒が学んでいます。
各校舎は、DUCKS(2才から7才), Junior School(7才から11才) そしてSenior School(11才から18才)に分かれています。

日本だと、幼稚園から高校までが同じ敷地内と言うのは、ちょっと想像しにくいですが、ほとんどのシンガポールのインターナショナルスクールは、幼稚園から高校までの学生が同じキャンパス内で学んでいます。

入学に際してのハードルは?

開校の際にかなりマスコミに取り上げられた事もあってか、日本人の間でも人気が高い学校です。
特にJunior Schoolからは、常にウェイティング状態。

DUCKS(日本の幼稚園までの年齢に相当)への入学は比較的容易です。
以前通っていた幼稚園からのレポートと、簡単な(他の子供達と一緒に学校生活を送ることができるかを確認する)テストで入学が認められます。

Junior Schoolの入学に関しては、英語と算数の試験があります。
英語に関しては、授業についていけるだけの学力が無いと、入学は認められません。

入学をご希望であれば、お子様が小さい頃に入学してしまうのがおすすめです。

中国語と英語のバイリンガル教育

ダルウィッチの大きな特徴として、DUCKSの頃から完全なバイリンガル教育を行っていることです。
クラスにはメインである英語の先生と中国語の先生という二人の担任の先生がいます。

DUCKSの場合は、それに加えてアシスタントの先生もいるので、一クラス3人の先生で授業が行われます。
DUCKSを卒業し、Junior School(小学校)へ入学する頃には中国語もかなり話せるようになっている生徒が多いです。

子供達の語学力習得の速さを見ていると、本当に小さな子供の脳はスポンジのように、ものすごい勢いで色々なものを吸収してしまうのだと感じます。


現代と伝統が調和しているキャンパス

この学校で、個人的にとても気にいっているのは、これぞ英国という感じのトラディショナルな雰囲気と、機能性を重視した現代的なデザインがうまく融合されているキャンパスです。

個人的な見解なのですが、アートに秀でている子供達って学力もかなり高い子供が多い気がします。

この件に関しては、科学的根拠を調べてこの場でご紹介できればと思います。

センスの良い校舎やその他の設備を見ていると、アートの素養を育むために必要な、良いものに触れる環境をダルウィッチ ・カレッジ  シンガポールは提供しているのだなと感じます。


2021年のIBDPの結果は?

数年前の話になりますが、
お子様(小学校1年生)の学校を決定する際、ダルウィッチ ・カレッジ  シンガポールは新設校で(学校が創設されたのは、2014年ですがSenior Schoolの開校は2016年です。)卒業生が出ていないから、学力が不明と言って入学候補から外していたご父兄の方がいました。

そのお話を伺った時は、シンガポールでは、比較的転校が容易なので、小学校入学時に希望校の大学入学実績やIBDPの結果にそこまでこだわる必要があるのかとも思いましたが、小学校選びの段階で高校卒業後の進路まで気になる方もいるのですね。

この考え方は、途中で進路変更が難しいと言う日本の教育制度に考えが慣れてしまっている事が関係しているかも知れません。

特にお子さんが小さい頃は、学校生活が楽しめる事に重点を置いた方が良いと思います。

本題からそれてしまったので、戻ります。

2021年度国際バカロレア(IB Diploma)の
ダルウィッチ ・カレッジ  シンガポールの受験者の平均スコアは、
39.7ポイント。

これは、世界のランキング中33番目の順位です。
33番目って高いのか低いのかあまり分かりませんよね。

京都大学合格のスコアは38点からなので、この平均点はかなり良いという事が分かります。

満点は45点です。40点以上の受験者が54%と言うのもかなり高い数字だと思います。

シンガポールの学校で、ダルウィッチ ・カレッジ  シンガポールより上位だったのは、例年多くの満点合格者を出しているACSやSJIなど5校。
今回、UWCSAよりも上位にランクインしたことは、かなりのインパクトがあるのではと思っています。

2021年度のIBDPの結果

世界の学校の順位はこちらでチェックすることができます。
https://www.ib-schools.com/league-tables/global-top-ib-schools

サポートが徹底している

Junior School(小学校)からは、カリキュラムもかなり難しいし、学力別授業等が徹底しており、かなりハードな印象をうけますが、DUCKSやJuniorの1年生までは落ちこぼれの生徒を出さないというか、何かの理由で他の生徒を同じように学校生活が送れていない生徒へのサポートが本当に手厚いと感じます。

感情がうまく表現できずに攻撃的な態度を取ってしまう子どもや、*英語学習が遅れている子ども達のために、専門の先生が対応してくれるシステムもあります。
*こちらは多くの学校が行っている英語補習のELS等とは異なります。

みんな違ってみんな良い。良いところをグングン伸ばすことが大切と言う事を再認識させてくれる教育方針です。


ダルウィッチ ・カレッジ  シンガポールの入学サポートご希望の方は下記の当社ホームページよりお気軽にどうぞ!

当社のホームページ

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

今後もシンガポール全般、
そして、当地への母子留学や教育移住などについて、
理解を深めていただけるような情報を発信していきたいと思います。

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