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シンガポールのインターナショナルスクールの紹介ーシンガポール・アメリカンスクール

当社ホームページ内に昨年12月中頃から書き始めた、シンガポールのインターナショナルスクールを紹介記事が、どうにか完成いたしました。
掲載学校数は、16校。

とにかく、中立的に広く紹介することに努めたので、私の中では、なんとなく物足りない感が満載です。
なので、もう少し深く掘り下げた内容や個人的な意見・感想などをもっとご紹介したいと思った学校に関しては、こちら(Note)に記録しておくことにしました。

ホームページを読んで印象に残った学校の事、
実際に先生達とお話したり、接してみて私が感じた事について、
こちらに、つらつらと書いていこうと思います。

ホームページと異なり、かなり主観が入っているので、
そのつもりで読み進めてくださるとうれしいです。

ホームページを読んでみて感じた事

各学校のホームページを読み込んでいると、色々な事に気がつきます。
本当に一般的な(要は、言い方は悪いけれど、資料を制作会社に丸投げしちゃって作ってもらった感じがする)ものから、学校のフィロソフィーと言うかクレドをかなり強く反映させている学校もあり、とても興味深かったです。

ホームページ作りはとっても大変ですが、コロナ禍で実際の学校訪問ができないので、ここに力を入れたらかなり差がつくのではなんて事も考えてしまいました。

シンガポール・アメリカンスクール

最初にご紹介するのは、シンガポール・アメリカンスクールです。

学校名は、アメリカンインターナショナルスクールでは無く、
シンガポール・アメリカンスクールなんです。

何か名前からして、他の学校と一線を画している感じがしませんか?
なぜ、インターナショナルスクールがつかないのか?
それはこの学校が日本人学校と同様、シンガポール在住のアメリカ人の子供達の為の学校だからなのです。

シンガポール・アメリカンスクールの歴史

学校が創設されたのは1956年。
シンガポールが建国されたのが、1965年なので、それよりも9年も前に創設された学校です。

学校のホームページを見ると、アメリカ人の父兄が主に、自分達の子供のために設立した学校で、創設当時は109人の生徒だったそうです。
自分達の子供達を通わせる良い学校がないのなら、自分達で作ってしまえという事だったのかも知れません。

アメリカ人の開拓者精神を垣間見ることができると言ったらいいすぎでしょうか?

現在のシンガポール・アメリカンスクールは、アメリカ人に限らず、他国の生徒達にも門戸を広げています。
40カ国以上の国から5000人以上の生徒が通う、シンガポールで1,2を競う規模の学校になりました。


学校の歴史についてのページです。
https://www.sas.edu.sg/about-us/the-sas-story

下記は、当社のホームページに記載させて頂いた内容になります。

シンガポールアメリカンスクールの詳細

一番最初にアメリカン・スクールを選んだ理由

それは、生徒国籍別円グラフがすごすぎたからです!
何か、私の琴線に触れてしまったというか、表現方法にものすごい個性を感じてしまったのです。

では、問題(?)のグラフをご覧下さい。

生徒の国別構成比

こちらが、生徒の比率を示すのに使われてる円グラフです。
何か変だと思いませんか?

こんな円グラフを授業で書いたら、絶対に良い点はもらえないでしょう。
もしかしたら、採点してくれないかも知れません。
だって、54%の表示が半分より明らかに少ない場所にあるからです。

50%は円の半分って習いませんでしたか?
グラフ作成ツールで作成した円グラフの50%は、
絶対に面積の半分になるはずです。(だって50%なのですもの)

しかし、このグラフはその決まり事を完全に無視しています。

確かに、正しいルールに則ったグラフだと、1%の国がほとんど見えなくなってしまうので、こういう風にした方が、生徒の構成比が見やすいですよね。

しかも、棒グラフでは無く、あえて円グラフ(しかも比率を無視した!)を使うところに、何かこの学校の姿勢を見た感じがします。

ただ、1%の国が4つあるのに、二つの国の幅と残りの国の幅が違うはなぜでしょうか?
ものすごく大雑把!

アメリカって、こういうの許されちゃうんだなって思ってしまいました。

真面目な学校の感想です。

なぜか、グラフにばかり注意が行ってしまい、学校の紹介がおろそかになりました。学校の紹介を期待していた皆さん。申し訳ありません。

最後に、学校を訪問したときの感想をご紹介させて頂きます。

学校訪問をしたのは、コロナ禍に世界中が突入する以前です。
現在は多少様子が異なっているかも知れません。
どうぞご了承ください。

学校を案内してくれたのは、
日本在住歴のある総務のアメリカ人男性でした。
多分、私たち日本人に対する学校側の配慮だと思います。

校内を案内しながら、ご自身のお子さんの経験から新しい環境に子供はすぐに対応するものだと言う例として、日本では、お子さんが日本の公立の小学校に通っていたことなど、色々お話してくれました。

そして現在は、お子さんがシンガポールのアメリカンスクールをとっても気にいっていることも。

*多くの学校で学校案内をしてくれるスタッフの方は、ご自分のお子さんを実際に通わせている方が多いのです。
そういう方に話を聞くと、色々為になりますよね。

確か給食のことも、かなり自慢げに話されていました。

給食に関しては、多くのインターナショナルスクールが、同一の会社に委託しているですが、
アメリカンの食堂はアメリカンの生徒のためだけに食堂を運営している会社だったのです。

他校と比べて、断然おいしいと言っていましたが、どうやって分かるのでしょうか?

彼の話も、かなりパーソナルな意見が聞けて、
とても興味深かったのですが、
学校見学の際に一番印象に残ったのは、エレメンタリーのヘッド(小学部の校長先生?)の一言でした。

その一言とは、「多くの学校がIB等のカリキュラムを取り入れていますが、当校の低学年では、当校独自のカリキュラムで授業を進めています。」

そしてその理由として、
「その方が子供達にとって良いから」という趣旨の説明されました。
その際に先生から何かものすごい自信を感じたのです。

もう、私には「なんと言ったって、アメリカンの教育が一番よ」と聞こえてきました!

全体を通して、案内してくれた先生達が、本当にこの学校を好きなんだな。自分たちのポリシーに基づいて子供達に接しているんだなという事が感じられました。

たまに、「ああ、完全にルーティーンで学校案内しているよね」って感じる学校もかなりあるのです。

実は、実際にお子さんが通っているご父兄から、
「アメリカンってアメリカ人駐在員家庭の子供達ならどんな子でも入学できるから、ものすごくレベルの差があって、問題児みたいな子供達もかなり多いんですよ。」と聞かされていたので、
見学前は学校全体が、アメリカ!みたいな感じなのかなと思っていました。実際見学をして、持っていた先入観が良い意味で裏切られました。

学校見学の機会が限られているけれど

2022年1月現在、シンガポールは未だ一般の観光客の入国を認めていません。
なので、残念ながら実際に学校見学をする機会はとても限られています。

でも、学校のホームページやオンラインの説明会でも、絶対にその学校の特徴が出てくるはずです。

ニュートラルな位置から、色々な学校を比較してみてくださいね。

シンガポールでお子様のために、インターナショナルスクールをお探しの方は、
【2022年最新版】シンガポール・インターナショナルスクール情報
も是非、参考にして下さい!

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