いざ行動を起こしてみると・・・(私の実体験)

とにかく行動すること。

「安全第一」とばかりに、
じっとしていても、
黙りこくっていても、
何も解決しない。

分かっちゃいるけど、どうにもならない。
そうですよね。

人生長いことやっていると、
いろいろな局面に遭遇しました。

人間関係で言うと、
嫌な上司に恵まれた(?)ことも、再三再四。

今にして思うと、
人生がポンと変わったのは、
嫌な上司に対して、ある行動を起こしてからのように思います。

何かの参考になればよろしいのですが・・・。

その嫌な上司は、
ことあるごとにいびるわけです。

その上司からすると、
私のやることなすことすべてが気に食わないらしいのです。

私がしくじれば、
ここぞとばかり、容赦なく責めてきます。

じゃあ、私が上手くやったら褒めるかと言うと、
そうではありません。

私が首尾よくこなすことが気に入らないのです。
どこかに落ち度がないかと探しまくるわけですよ。
あら探しです。

そしてちょっとでも欠陥があろうものなら、
ほんの些細なことでも、
重大事であるかのように問題視する――といった調子。
そんな経験ありませんか。

だから、仕事場に向かうのが、
毎日毎日嫌で嫌で、苦難の日々でしたよ。

何をやってもだめなら、
何もやらないに限る――というので、
いつの間にか、
じっと耐える姿勢になっていました。

典型的な「安全第一主義」ですよね。

しかし、ある時、
「ちょっと、こんなことを仕掛けてみたら、
相手はどう出るかな。どういう文句の付け方をしてくるのかな」
と考えたのですね。

今からすると、ほんのちょっとした“行動”の開始です。

上司のこれまでのいびり方には、
ある種のパターンがあるように思えました。

だから、こちらがこんなことを仕掛けたら、
多分、相手は、「こう出てくるだろうな」という予測ができます。
そして、当然のことながら、
相手は、予想した通りのパターンで攻撃してくるわけです。

攻撃されながら、私は、
「ふむふむ、案の定、こう出てきたわい」
と、心の中でほくそえんでいるわけです。

さて、次の日は、
「ちょっと、行動のバリエーションをこれまでとは変えてみようかい。
 行動のバリエーションを変えても、
 同じリアクションになるのかな?
それとも違ったリアクションになるかな?」
などと、思い巡らせながら、職場に向かうのです。

で、相手が、同じリアクションなら、「なーんだ同じか」と受け留めて、
次の日は、また別の行動バリエーションを用意して臨む。

相手が、これまでと違ったリアクションをとったら、
「おっ!そうきたか。
新しいバリエーションだ。
この行動バリエーションには、こういうリアクションになるってことか!」と、
ひとつ経験値が増えたような気になる。

だったら、こちらがこんな風な行動に出たら、
こんなリアクションになるのかな、
いやいやあんなリアクションになるのかも知れない。
とにかくやってみないことには分からない・・・。

そう!こうなると、ほとんどゲームなのです。

だから、怒鳴られようが、侮辱されようが、
全然平気。
むしろ、職場に向かうのが、楽しみにすらなってきましたね。

で、この件は、結局どうなったか――。
その結末は次回に。


真州斎・代理人

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