全日本プロレス12月31日代々木大会その1
私プロレスBOZUの大晦日は全日本プロレス代々木大会となりました。この大会はいろんなことがありました。ざっと言えば、大森隆男全日本ラストマッチ、真・新人王決定戦、芦野祥太郎復帰戦、アメリカからの刺客チャーリー・デンプシー全日本初戦、全日本vsDDT、世界ジュニアヘビー級選手権、三冠ヘビー級選手権試合などがありました。では、今回も第一試合から振り返りたいと思います。
第一試合 GAORATVチャンピオンシップ前哨戦6人タッグマッチ
野村卓也、阿部史典、ブラックめんそーれvs岩本煌史、土井成樹、田中稔
1月2日にGAORATVチャンピオンシップに挑戦するブラックめんそーれに対し他団体であるのにチャンピオンの田中稔の前哨戦。お互い最初っからぶつかり合っていきグラウンドの攻防には、目を見張るものがあった。それに反応したのが阿部と岩本だった。この二人もまたバチバチとした攻防を繰り広げ、客としてはどこをみたらいいのか分からなくなりました。その後めんそーれと、稔が、リング上でやりあった末稔がグラウンドコブラツイストで3カウントを奪い取った。1月2日のタイトルマッチはどうなるのか。そして阿部と岩本の攻防は、見られるのかがとても楽しみになったいっせんでした。
第二試合大森隆男全日本ラストマッチ
大森隆男、本田竜輝、井上凌vs羆嵐、土肥こうじ、長井満也
大森隆男は、入場時にシティーハンターの曲として使われているGET WILDで入場した。大森を応援していた人たちからしたら、大好きな曲です。
試合開始のゴング がなった。会場からは盛大な「オーモリ」コールが響き渡っていた。それにむかついた相手の土肥などが大森を、痛めつける序盤となった。しかし、その雰囲気を変えたのは全日新時代の私的主役の本田と井上が、援護をし形勢は逆転。観客の応援にこたえ最後は大森の代名詞「アックスボンバー」と言ってからのラリアットで最後の全日本マットで勝利を掴んだ。全日本マットで大森隆男を見るのは最後になってしまったが、いつかまた大森隆男の素晴らしい試合を見にいきたいと思わせてくれた試合でした。
第三試合レックprezentsタッグマッチ
ヨシ・タツ、青柳優馬vs石川修司、綾部蓮
この試合はなんでヨシ・タツと青柳が組んだのかが分からないまま見た。でも青柳の入場は観客が大いに盛り上がりました。
目の前で見たらかっこよかった。それに対して二人合わせて395センチもある石川と綾部。力の差は歴然だと思っていた。試合は、石川と綾部のペースで進んでいき青柳とヨシ・タツは、ボコボコにされた。だけど諦めずにスピンキックからの丸目込みで大逆転勝利。これに石川と綾部もびっくりしていた。試合が終わった後ヨシ・タツがマイクを持ちこう言った。
「本日をもちまして、全日本プロレス退団します。」
観客は「えーーーーーーーーー」「なんでだとーーーー」などと反対していました。それだけヨシ・タツ選手が人気だたと言うことです。そしてヨシ・タツは「自分のやりたいプロレスがなくなったので新しい旅に出ます。」
と言い全日本プロレスを退団した。後日DDTに参戦するようになることを当時は誰も予想していなかったと思います。これからもヨシ・タツを応援する気持ちは変わらない戦いでした。
第四試合 真・新人王決定戦シングルマッチ
斉藤ジュンvs斉藤レイ
普段組んでいてなおかつ兄弟であり、第97代世界タッグ王者ならびに第3代G-INFINITY王者の二人が、シングルマッチでぶつかった。
ビジョンに表示されただけでとてつもないぐらいの声援が出ていた。二人は宮城県角田市出身の兄弟で斉藤ブラザーズというタッグチームで宮城テレビOH!バンデスの TAXIめしリターンズのリポーターとして毎週水曜日の第一部でコーナーを担当する宮城県では抜群の人気を誇る二人が今回シングルでぶつかるというので、宮城県からきた客も多いと思います。ちなみに僕も宮城県から来ました。お互い190センチ越えの巨体vs巨体という全日本プロレスならではの戦いとなりました。試合は序盤どつき合いみたいな形となりました。ビンタを打ち合い、張り手を打ち合い観客が好きそうな試合展開でした。私が一番びっくりしたのが、ジュンが蹴り技を使ったということです。普段は超強烈なチョップが得意のジュンだが今回は蹴り技を使い観客を沸かせました。それに対し、レイはあり得ないぐらいのビンタでジュンをメッタ打ちにしていた。あり得ないぐらいの攻防の末ジュンがスライディングキックでレイを倒した。