おすし【石化してみた】
のっけからメデューサのYouTuberみたいなタイトルをつけて申し訳ない。
最近、わけあってこういうものを手に入れたのです。
わけというのは簡単で、ある演劇作品で小道具として寿司が必要となり(なんで?という質問は無粋ゆえ受け付けません、作家に聞いてください)とりあえずで購入してきたものです。セリアで税込み110円。
結果からいうと舞台上で使われたのはこの何十倍ものサイズがある寿司のぬいぐるみ(なにそれ?という質問は受け付けません、あるんだからしょうがない)であり、稽古場で役目を終えた寿司のおもちゃを僕が引き取ってその場は円満に解決しました。
公演は無事に終了し、2週間以上が経過して関係者から特に発熱や感染も出ず、ほっと胸をなで下ろした頃になって気がついたのです。
「これ…いらないかも…」
いらないなら捨てればいいだけの話なのかもしれません。が、さすがにちょっと未開封のままゴミ箱へ直行させるのは気が咎めるというか、玩具すなわち玩ぶ道具として生み出された商品の、そのポテンシャルを発揮させてやってからでも遅くはないのではないかと思ったわけです。
そして話は冒頭に戻ります。お寿司を石化させてみよう。なにしろ今を逃せばこんな機会、一生にあと一度でも巡ってくるかどうかわからないんだから。
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