翠嵐高校進学率から見えてきた、街のとある特徴

前回、翠嵐高校進学率が高い公立中を調査しましたが、改めてマップに落とし込み分析したところ、ある傾向と特徴が見えてきたのでご紹介したいと思います。
↓前回の記事はこちら。まだお読みでない方は、こちらを先にお読みください!

マッピング

作成:コイル、紫はTOP10

北部地域の特徴

まず北部地域ですが、こちらはエリア広域で分布しています。
田園都市線は梶が谷駅から長津田駅まで、12駅連続で該当校の通学区域に含まれています。沿線全体では17校が該当し、上位10校のうち5校を含みます。
また港北ニュータウンも非常に多く、7校中6校が該当し、上位10校のうち2校を含みます。
その他、新百合ヶ丘最寄りの王禅寺中央、中山、鴨居最寄りの東鴨居が該当します。

東部地域の特徴

続いて東部地域ですが、こちらは東横線沿線に多く分布しています。
上の宮は鶴見区アドレスですが、通学区域は菊名小も含み最寄り駅も菊名で、東横線沿線として見ても違和感はないです。菊名以北では6校が該当します。
その他、グリーンライン沿線の高田、新川崎最寄りの日吉が該当します。

中部地域の特徴

中部地域は翠嵐高校に近いエリアで4校が該当しています。
電動自転車があれば容易に通学できる範囲で、このエリアは特に翠嵐志向が高いエリアかと推測できます。
その他、保土ヶ谷最寄りの岩崎が該当します。

西部地域の特徴

西部地域はエリアが偏っています。
二俣川周辺で3校、東戸塚で2校、日限山地区で1校、大船駅北側で1校が該当します。

南部地域の特徴

南部地域は京急沿線のみで、5校が該当しています。

全体を通して見えてきた傾向

①開発分譲地に多い

翠嵐高校進学率が高い公立中は開発分譲地に多いです。北部地域は軒並み新規造成地で、西部の二俣川周辺と日限山も電鉄系戸建て分譲地が主です。南部も汐見台団地や京急ニュータウン富岡/金沢能見台、野村不動産金沢文庫住宅とこちらも分譲地が主です。
東戸塚や武蔵小杉もここ数十年でマンションが林立するようになった街です。

②海抜が高い

全体の傾向として海抜が高い地域に多く、これは前述の開発地の傾向と一致しています。既存市街地から少し外れた森林や丘陵を開発した地域で該当する中学校が多くあります。
既存市街地でも高台にある中学校も多く、こちらは住宅利用がしやすい結果なのかもしれません。


以上、翠嵐高校進学率から見えてくる地域の特徴をご紹介しました。県立高校は翠嵐以外にも人気校があり、地域によってはあえて翠嵐を選ばない子が多いこともありそうです。

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