京本大我 ART‐PUT
真っ白なギターを自分の手で青色に染め、「こんな曲はいかがですか?」と見ている私たちに問いかける、まごうことなき京本大我のソロプロジェクト、ART‐PUTの「Prelude」(前奏曲)だった。
これから自身が進む道を「一緒に行きませんか?」と手を差し出すお誘いの手紙のような一曲でありながら、突然の発表に戸惑う私たちに向けて「あの頃語り合った夢は何一つ変わらない」とあくまで自分はSixTONESのひとりである、その夢を持ちながらこれからも行く、という意思表明も忘れない。
発表方法がファンへのメールだったことも含め、このセンシティブな時期にソロ活動を始めることでファンの胸に生じた不安を彼はなんとか軽減させようと思ったのだと思う。
京本大我というひとは誰よりも真面目で、努力家で、漢で、ファンに真摯に向き合う人だから。
手紙を受け取った私はというと、新しいことが始まる予感でワクワクしている。あなたはどうですか?あら、あなたもですか。
ならば皆で彼から差し出された美しい手を取り、旅の支度を始めよう。京本大我が見せてくれる、新しい世界に向けて。