【スペイン留学 学生ビザTIE取得】壁、うっかりしていた点などなど

この記事では、スペインに長期留学する学生を悩ます学生ビザ、TIEの申請に関して、私の困った体験談を書きたいと思います。長文になりますが、同じような疑問を持っている方の参考になれば幸いです。

【日本での手続き編】

問題その1:留学先大学でのオリエンテーションの日程のお知らせが来ない

留学先大学からの受け入れ許可証の到着は、私の大学の場合とても早かったのですが、留学生向けオリエンテーションの日程の決定が遅かったため、スペイン大使館に早めに申請に行きたいものの渡航日程が決められず、留学先大学からの連絡を待っていました。しかし、しばらく待っても全くお知らせメールが来ず、航空券もどんどん高くなってしまいそうだったので、オリエンテーションの日程の連絡を待たずに航空券を買い、6月末に大使館へ書類一式を提出しに行きました。

その結果……

問題その2:スペイン大使館への書類提出後、航空券の日程を前倒し

スペイン大使館への書類提出時に記入する申請用紙には、購入した航空券の日程を渡航日として書いたのですが、6月末のスペイン大使館への書類提出後、7月中旬にお知らせメールが届き、到着日より前にオリエンテーションが開催されることが判明。やむを得ず、航空券の日程を前倒ししましたが、発行されたビザの有効期間開始日が記入した渡航日と全く同じだったら果たして入国できるのだろうか、と新たな不安が芽生えました。
ちなみに、その件に関して大使館へメールや電話で問い合わせをしたのですが、メールには返信がなく、電話も何度もトライしましたが応答がなく、8月末のビザ受け取りまで不安は募るばかりでした。

大使館でのビザ申請後に航空券の日程を変更(前倒し)するとどうなるのか

いざ、8月末にビザの入ったパスポートを受け取りに行くと、やはり申請時に記入した渡航日が有効期間の開始日であると告げられ、変更後の渡航日はビザの有効期間外となってしまうことが判明。
そこで、大使館の窓口で職員の女性に、ビザ申請後にオリエンテーションの日程を知ったため渡航日を変更したことを伝え、その場合入国できるのかと質問すると、
それは駄目で、大使館は責任を負わないので自己責任で行くように
という厳しいお言葉が。
正直、それを聞いた時には絶望でした。
しかし、偶然同じ日に大使館に来ていた友人に励まされ、別の職員の女性にビザを渡された際に再度恐る恐る相談してみました。どうして前もって言わなかったのかと言われてしまいましたが、メールや電話をしたことを伝え、また友人が近くのコンビニへ駆け足で印刷をしに行ってくれたオリエンテーション日のお知らせメールや新たな航空券の書類などを証拠として見せると、大使にお願いすると言ってもらえ、無事にパスポートの新しいページに有効期間を前倒しにしたビザを発行していただけました。

問題その3:健康診断書を医師に書いてもらってから一ヶ月以上が経過

ビザの申請に初めて大使館へ行った日の話に戻ります。渡航日を決定するまでに時間がかかってしまったので、ビザの申請に行った日には既に健康診断書を医師に書いてもらってから一ヶ月以上が経過してしまっていました。提出書類の健康診断書は、一ヶ月以内に診断されたものでないと受け取ってもらえないということを確認していなかったため、大使館の窓口での指示を受け、もう一度医師に診断してもらい、大使館へ新しい診断書を郵送しました。

【スペインでの手続き編】

問題:Citaが取れない!

渡航前から噂では聞いていましたが、私の留学先ではCitaが本当に取れませんでした。毎日朝昼晩とCitaのページを開いて挑戦していましたが、毎度あと一歩のところでスピード勝負に負け、予約がいっぱいになってしまう状態。
9月はじめに渡航し、10月になっても一向にCitaが取れそうになかったのでスペイン人の友人について来てもらい、ダメ元で手続きをできる一番近い警察署に直接Citaなしで行ってみたりもしました。Citaなしで行ったのでやはり手続きはできなかったのですが、そこで毎日午後14時にCitaが出るという貼り紙を見つけ(筆者の都市での2023年10月時点での情報)、その数日後には無事にCercaníasで行ける範囲の警察署のCitaをゲットできました。
Cita自体は11月末分だったので、結局学生ビザの受け取りはクリスマスを挟んで1月末となってしまい、1月末までスペイン国外のヨーロッパ旅行はお預けとなってしまいましたが、年末はスペイン国内を見て回れたので良しとします。

長くなりましたが、筆者のドタバタTIE体験談は以上です。



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