【4】義両親に夫の所業を話すと


義実家に家族で行き、義両親に改めてこの一年間夫が不倫していた話をしました。私が泣きながら話している間、夫は下を向きながら、義両親は宙を見ていました。そこで、私は今後夫の外泊は認めないこと、夫の携帯にGPSをつけて位置情報を共有すること、相手の女性に直接会って誓約書を書いてもらうことを話しました。
すると、義母が「GPSはあまりにも酷じゃない…?だってね…」と話し始めたので、私は義母の言葉を遮り、「無理です。GPSはつけます。」とだけ言いました。
そうすると義母は下を向き「そうね…」と言い、黙りました。義父は何も言葉を発しませんでした。
正直、この場においても、義両親の息子を守りたい様子を見て、この家族とは縁を切るべきなのかな、とも思いました。挙げ句の果てに義母が、「相手の女性が悪いと思うの。」と言い出して…。
私は「女性よりも〇〇(夫)の方が罪は重いと思います。」と言い、子供を抱いてその場を離れました。

こんな人たちと家族になったことを本当に後悔した一日でした。

その後も私ではなく、落ち込む息子に仕切りに声をかける義母の姿を見て、何度も“離婚します”という言葉が口から出かけました。こんな家族と縁を切りたくて仕方なかったです。

このままその後は子供の世話だけをして、一日を過ごし、義実家に泊まりました。

そして、翌日、相手の女性と電話をする約束をしていたので、午前中は通話内容を録音できるアプリを落としたり、電話で話すことを紙に書き出したりして、電話の準備をしていました。
その間、夫はなんとか子供の世話をして気を紛らわしている様子でした。
そして、夫に子供を見てもらっている間に、私は相手の女性と電話しに外へ出ました。

主な電話の内容は、これまでの不倫の事実確認、相手の女性が妊娠している可能性がないかの確認、慰謝料の金額の相談、2人で会う日程調整についてです。
正直慰謝料はいくらでもよかったです。けども、今後1人で子供を育てていくことになった時のために、相手の女性の言い値で慰謝料をもらうことになりました。また、相手は電話口で、不倫の事実を認め、泣きながら謝罪もしてくれました。また、実は一番気になっていた、妊娠の可能性もないことが分かり、一安心でした。最後に会う日を一ヶ月後と決めて、電話を切りました。

私もとても緊張しましたが、相手が逃げるような女性ではなくて、本当に良かったと思います。相手の女性がしたことは許せはしませんが、ちゃんと向き合ってもらえたことで少し心が軽くなりました。

なにより、電話で事実確認をする中で、さらに夫への怒りが増しました。会っていた頻度も、不倫に至る経緯も私に話していた話とは異なっており、夫は嘘ばかり言っていたのです。

次回、夫を責め続けた一ヶ月間について振り返ります。

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